閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

お別れ

2012-04-06 07:35:07 | 閃き
大変お世話になっている取引先の専務が突然お亡くなりになった

通夜式は故人の人柄を反映して沢山の方々が参列され、早過ぎるお別れを悲しんでいた


専務は大変優しい方で、ユーモアに溢れた口調で、直ぐに虜にしてしまう魅力を持った方だった


共通のお得意先の方と三人で、よく飲みに行ったのを思い出す

専務は唄も上手くて敵わなかったが

酔うと何故か女っぽくなって、周りを楽しませてくれた


だが、仕事となると大変真面目で、その技術と知識の高さは特筆もので

私などの様な同業者にも、惜し気も無く教えて頂いた

当社の特許技術にも、素直に良さを認めた上に、更に改良のアドバイスまでして頂いた

専務は正に生粋の日本が誇れるエンジニアである


長年の闘病生活の苦労も見せずに、いつも笑顔で話されるので、完治したと思っていたが

天は素晴らしい方々を次々に召される


今となっては、ただ只、御冥福を祈るだけだが

教えて頂いた技術を活かし、継承して行く事が私の使命だと、霊前に誓った


私が天に召された時は、又三人で呑むことを許される為に