閃き

変化も気付く事も無い平凡な毎日の中にきっと閃きがあるはず。閃きを求めた記憶

セット

2012-04-17 07:00:55 | 閃き
セット=一組、というお話

身の回りには一組で成り立つものが結構沢山ある

例えば、ホウキと塵取り、包丁とまな板など、数えればキリが無い

ちょっとマニアックだが、大工さんの鉋(かんな)といえば金鎚(かなづち)がセットとなるが

これは、鉋の刃を調整するには金鎚を使うので

棟梁に鉋が欲しいと言われたら、金鎚も一緒に差し出すのが当たり前になっている


最近はホウキと言ったらホウキだけ差し出す輩が増えてきた

ホウキが欲しいということは必ず塵取りが必要になるので、そう気を回して塵取りを用意する


最近は、この気を回すという事を出来る人が滅法少なくなってきた

言われたことしかやらない輩が、それは余計な事だと叱られるから、とかの理由を並べて結局やらない


例え無駄になっても気を回して持ってきた事に対して、褒める事はあっても叱る事はあってはならない

今はマニュアルで明確になっているので、書かれた物以外は持って行くと叱られる、と思っている

その道具を使用して何をするのかを承知していれば、自ずと必要な物が分かってくる

マニュアルはそんな事が判らない人向けに存在するものであって、ルールでは無い


最近は小学校の低学年で、こういったセットという事を教えなくなった事も原因の一つだと思う


身の回りのセットである物の見方を見直して

気が利く人間を増やす必要があると考えている
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする