レトルトの夜

帰宅したのは夜８時過ぎ

家に入るなり妻は未だ夕飯を作っていないと言った


婿も残業で帰宅は９時を回るらしく、それで急いでいないのかとも思ったが

どうも二人とも疲れてメニューを考えるまでに至っていない様だった


ケンタやマック案まで飛び出したが、腰痛がピークに達している私には早く食事を済ませて入浴して腰を解さねばならない思いがあった


食材を物色してレトルト食材を探し、それで済ます事を提案した

妻はそれに合意したが、長女は嫌だと言う

長女は婿と何やら連絡を取って相談していた


私達はレトルトやインスタント、缶詰をチョイスして夕食にした

折しも雪害の為に孤立した場所や物流が停滞して食料品が不足しているニュースが流れていたので、そんな非常時を体験している感じになった


そんな粗食は白米が主役

お腹を満たすには白米が適している

満足感は薄いが満腹感はある

さっさと食事を済ませて入浴し、マッサージ器で腰を解した


以前、日本人は米さえ有れば何とかなると聞いていたが、確かにその通りで、レトルトや缶詰等を上手く保管しておけば完璧だ


レトルトの夜のから得た教訓だった