ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

沢尻エリカはどこへ行くのか

2011-01-17 23:09:25 | 人物
昨日、フジテレビにチャンネルを合わせたら、偶然沢尻エリカが街を歩きながらインタビューを受けていました。突撃取材を装っている雰囲気だったけれど、お約束なんでしょう。番組サイドがインタビューしたいのは分かりきっていますが、沢尻さんも話しておきたいことがあったのだろうと思います。僕にとっても沢尻さんは気になる存在のようで2007年あたりに沢尻さんについて何度かこのブログにも書きました。

個人的には夫とよりを戻した戻さないは興味がないです。彼女の言葉で印象に残ったのは「芝居がしたい」。この気持ちは嘘でないと僕は思いたい。

インタビュアーが番組名を伝えると、沢尻さんは「宮根さんのでしょ。知ってますよ」と答えた。彼女は無関心を装いながらも実は自分がどのように報道されているのか、また日本の芸能界の状況について興味があるのだろう。

松下奈緒が「ゲゲゲの女房」でブレイクし、紅白の司会を務め、新ドラマの初回で高視聴率を記録したことも勿論、知っているのだと思います。沢尻さんと松下さんはかつて「タイヨウのうた」というドラマで競演していたと記憶しています。それほど熱心に見ていた訳ではないですが、女優としての才能は沢尻さんがはるかに上に見えました。ぼんやり見ていてもそう思うのだから沢尻さんの眼からは松下さんは大根役者に見えていたと推測します。

しかし数年後、状況は一変したのです。演技力はともかく松下さんは国民的女優の地位をうかがう勢いです。プライドの高い沢尻さんは鼻で笑っているでしょう。しかし自分自身は復帰のメドすら立たない。立場は完全に逆転したのです。それどころかもう決着がついたという見方もあるでしょう。

沢尻さんは若手女優の中では演技力は評価が高いと思われます。映画「パッチギ」の井筒監督は「お前ら沢尻を見習え」と沢尻さんより年上の俳優たちを集め、しかりつけたそうです。井筒さんは沢尻さんの才能にほれ込んでいたのでしょうが、こうした行為が沢尻さんを助長させてしまったのは想像に硬くありません。「自分は女優という特別な存在。その中でも特別なんだ」。沢尻さんがそんな気持ちになっていても不思議ではないです。

彼女はハーフでもあり、自己主張が強く、日本の風土や社会には馴染まないかもしれません。しかし、芸能界は性格や素行よりも芸を持っているほうが価値があるというのが僕の考えです。しかし、今のままでいいとも思いません。

彼女は自分がなまじっか演技をこなせるが故に自分より凄い役者を見たことがないのではないでしょうか。本当はすでに出会っているのでしょうが、彼女自身が気づいていないような気がします。一度、大竹しのぶや菅野美穂と競演してほしい。彼女たちは天才だと思います。沢尻さんも衝撃を受けるかもしれない。そして彼女たちがスタッフに対してどう接しているのか、芝居にどういう情熱を傾けているのかを間近で見れば沢尻エリカは変われると思います。

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コメント
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