6月4日、棋聖戦挑戦者決定戦で、永瀬拓矢二冠と藤井聡太七段が対局し100手で藤井七段が永瀬二冠を下し、渡辺明棋聖への挑戦権を手にしました。
ついに藤井君やりましたね。これまで屋敷伸之九段の最年少挑戦記録をわずかに更新しました。藤井君自身は記録はそれほど意識していなかったと思いますが、このコロナ渦の中、マスコミは久しぶりに藤井フィーバーでした。事情があって半年ばかりスポニチを購読しているのですが、藤井君が一面でした。
少し永瀬二冠との勝負を振り返ってみると、永瀬二冠が先手で、相掛かりという形になりました。これで後手を持った時に、藤井七段が相手の研究にはまり、若手棋士に何度か敗れることがありました。この対局でも中盤までは永瀬二冠やや有利の展開が続きました。しかし、藤井七段の3六銀打という手が永瀬二冠の思考を狂わせたらしく、長考の末、玉の早逃げを選択しました。これが疑問手だったようで、形勢は互角になりました。ここから数手で、やや藤井七段が良くなったように見えました。しかし粘りを身上とする永瀬二冠も意地を見せ、また藤井七段も勝ちたい気持ちが強すぎるためか、決めきれませんでしたが、じわりじわりと優位を拡大し、ついに勝利をつかみました。
そして早くも明日から棋聖戦第1局が行われます。相手は最強と言われる渡辺明三冠との五番勝負です。個人的に現役棋士で天才を3人挙げるならば谷川浩司・渡辺明・藤井聡太になります。渡辺さんは紛れもない天才で、攻めが鋭く、しかも勝負強い。こうした大きな節目の対局では必ず、本当の力を見せつける大棋士です。藤井君も渡辺さんを負かしてタイトルを獲得するのは大変なことですが、ここは一気にタイトルを奪取してほしいです。豊島竜王・名人も加藤一二三九段も挑戦は二十歳と早かったですが、何度も失敗し、20代後半での初タイトル獲得となりました。大棋士になるにはやはり早い時期でのタイトル獲得が重要です。勝てる確率は5割ほどあると思います。渡辺さんが名人戦と並行して戦う過密日程ですし、それに藤井君には若さと勢いがありますからね。藤井君のタイトル獲得を期待しています。
ついに藤井君やりましたね。これまで屋敷伸之九段の最年少挑戦記録をわずかに更新しました。藤井君自身は記録はそれほど意識していなかったと思いますが、このコロナ渦の中、マスコミは久しぶりに藤井フィーバーでした。事情があって半年ばかりスポニチを購読しているのですが、藤井君が一面でした。
少し永瀬二冠との勝負を振り返ってみると、永瀬二冠が先手で、相掛かりという形になりました。これで後手を持った時に、藤井七段が相手の研究にはまり、若手棋士に何度か敗れることがありました。この対局でも中盤までは永瀬二冠やや有利の展開が続きました。しかし、藤井七段の3六銀打という手が永瀬二冠の思考を狂わせたらしく、長考の末、玉の早逃げを選択しました。これが疑問手だったようで、形勢は互角になりました。ここから数手で、やや藤井七段が良くなったように見えました。しかし粘りを身上とする永瀬二冠も意地を見せ、また藤井七段も勝ちたい気持ちが強すぎるためか、決めきれませんでしたが、じわりじわりと優位を拡大し、ついに勝利をつかみました。
そして早くも明日から棋聖戦第1局が行われます。相手は最強と言われる渡辺明三冠との五番勝負です。個人的に現役棋士で天才を3人挙げるならば谷川浩司・渡辺明・藤井聡太になります。渡辺さんは紛れもない天才で、攻めが鋭く、しかも勝負強い。こうした大きな節目の対局では必ず、本当の力を見せつける大棋士です。藤井君も渡辺さんを負かしてタイトルを獲得するのは大変なことですが、ここは一気にタイトルを奪取してほしいです。豊島竜王・名人も加藤一二三九段も挑戦は二十歳と早かったですが、何度も失敗し、20代後半での初タイトル獲得となりました。大棋士になるにはやはり早い時期でのタイトル獲得が重要です。勝てる確率は5割ほどあると思います。渡辺さんが名人戦と並行して戦う過密日程ですし、それに藤井君には若さと勢いがありますからね。藤井君のタイトル獲得を期待しています。