ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

中森明菜を思いつくままに

2022-07-12 10:42:23 | 音楽

今年でデビューから40年、明日誕生日だと思うんですけどね。稀代の歌姫、中森明菜を思いつくままに書きます。

 

デビュー曲の「スローモーション」を僕は当時知らなかった。今でこそ名曲として名高いですが、まだ中森明菜は無名に近い存在でした。一気にスターの仲間入りをしたのは「少女A」でした。小学校でも話題になっていたのを思い出します。

初期の名曲に「セカンド・ラブ」があります。高い歌唱力でありながら、まだあどけなさの残る歌声をカセットテープを何度も巻き戻して聴いていた記憶が残っています。もう一曲挙げるとしたら「トワイライト」。目立ちませんが僕は好きでした。「北ウイング」もいいですね。

 

もう1人のスーパーアイドル、松田聖子とは対照的に基本マイナーコードで、タイトルでは季節感を感じさせないものが多かったですね。聖子さんが明るさと可愛さなら、明菜さんは哀愁と格好よさというふうに何もかもが対照的で、だからこそ並び立てたのだと思います。

 

格好の良い曲を挙げれば、きりがないのですが「1/2の神話」「サザン・ウインド」「禁区」「十戒」「飾りじゃないのよ涙は」など多くあります。

個人的には「タンゴノアール」が完成度からしても素晴らしい。明菜さんそのものが芸術に見えました。

 

後の「難破船」「Liar」などは明菜さんの悲劇性を感じて、名曲でありながら、それと同時に同時に痛々しさもありました。

そして自殺未遂。ためらい傷がなかったと聞きました。覚悟や激しさが明菜さんらしい。

ここ何日か、運命について考えさせられました。そうした方が日本中に多かったのではないでしょうか。それでも、できたら彼女には幸せな家庭を気づいてもらいたかった。その資質はあったと思います。ザ・ベストテンでしゃべることに夢中になっている久米さんの肩の埃を、さりげなく払う姿が母性の象徴のように映りました。

 

今はとにかく、心穏やかに過ごしてくれていればいいと思います。髪の毛から爪先まで全身で美しく歌い演じた明菜さん。中森明菜には歌姫という称号が最も似合います。

コメント
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