昨日、藤井聡太棋聖が挑戦者の永瀬拓矢王座を下し、3勝1敗で防衛を果たしました。棋聖戦はこれで3連覇。10代最後の対局を自ら祝福しました。
棋聖戦の初戦を落とした頃は藤井五冠も実戦感覚が戻っていなかったように見受けましたが、昨日の将棋は藤井五冠本来の危所に遊ぶ本来の伸び伸びとしたものだったように見受けました。
見た目は藤井玉は危ない形をしているのですが、本人は何度も深く読んでいるため、それほど怖さは感じないのでしょう。
タイトル戦登場9回でタイトル9期。全て奪取、防衛に成功しています。過去に例を見ない将棋界のスーパースター。14才29連勝から始まった10代の伝説は最高の形で締めくくりました。過去にこのような人を何人かは見てきましたが、周囲の期待は大きく、10代の輝きと対比され、またライバルたちからは格好のターゲットにされ、天才たちは20代以降苦戦する印象があります。藤井君には例外であって欲しい。
7月19日、二十歳の誕生日おめでとうございます。