王位戦七番勝負第4局が8/20、21日に行われ、藤井聡太王位が渡辺明九段に勝利し、3勝1敗としました。
これまでは内容的に渡辺九段に押されていた藤井王位ですが、この第4局は快勝と行っていい一局でした。王位戦は2日制ですが、すでに1日目から、AIの数値以上に藤井さんが指しやすい形勢だったようです。それは渡辺さんの封じ手前の2時間半以上の長考に表れていました。
二日目は次第に藤井王位が優位を拡大し、最終盤での勝負を決める指し回しも見事でした。久し振りに藤井さんらしい凄みのある将棋を見せてくれました。
一方、渡辺九段は第2局の先手盤で快勝した相掛かりという戦法を採用しなかったのが意外でした。この第2局の将棋は「藤井さんのここまでの完敗はいつ以来だろう」と話題になるほどの渡辺さんの会心譜でしたし、また、彼の潜在能力の高さを改めて思い出させる一局でした。渡辺さんも当然、相掛かりは考えたはずでした。
しかし、第3局と第4局は、やや長い間隔があり、そのどこかで戦法を変更したのではと推測します。藤井さんの強さは勿論ですが、対藤井戦の相性の悪さが渡辺一流の勝負感勘を狂わせたのかもしれません。
次の第5局は藤井王位の防衛、そして永世王位の懸かった一局になります。
これまでは内容的に渡辺九段に押されていた藤井王位ですが、この第4局は快勝と行っていい一局でした。王位戦は2日制ですが、すでに1日目から、AIの数値以上に藤井さんが指しやすい形勢だったようです。それは渡辺さんの封じ手前の2時間半以上の長考に表れていました。
二日目は次第に藤井王位が優位を拡大し、最終盤での勝負を決める指し回しも見事でした。久し振りに藤井さんらしい凄みのある将棋を見せてくれました。
一方、渡辺九段は第2局の先手盤で快勝した相掛かりという戦法を採用しなかったのが意外でした。この第2局の将棋は「藤井さんのここまでの完敗はいつ以来だろう」と話題になるほどの渡辺さんの会心譜でしたし、また、彼の潜在能力の高さを改めて思い出させる一局でした。渡辺さんも当然、相掛かりは考えたはずでした。
しかし、第3局と第4局は、やや長い間隔があり、そのどこかで戦法を変更したのではと推測します。藤井さんの強さは勿論ですが、対藤井戦の相性の悪さが渡辺一流の勝負感勘を狂わせたのかもしれません。
次の第5局は藤井王位の防衛、そして永世王位の懸かった一局になります。