「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

自転車少年の思いやり

2011年02月05日 | 今日のお仕事 
ここ数日、雪は小康状態。
気温が上がったせいか、今日は雨が降っていました。

そうなると、生徒の中にはさっそく自転車でやってくる者が。
歩道はまだ自転車が難なく通れるほど除雪が進んでいないし
車道もわきに雪の壁があって危ないのになあ。
特に塾の前の細い道路は雪が解けきっていなくて
自転車だと押して歩くしかない感じなのになあ。
「中学生の足」は冬も健在と言ったところでしょうか。

さて、その自転車で通塾してきた生徒が
授業終了後、自転車のわきに立ったまま帰ろうとせずにいたので「どうしたの?」と尋ねたところ
「車の邪魔になるといけないから、送迎の車がいなくなってから帰ろうと思って。 
えらい
みんな我先にと人を押しのける勢いで帰って行く中、相手のことを考えて待つことができるなんて。
しかも誰かに言われたわけじゃなく、自分で判断したなんて。
予想外の返事にちょっとビックリ+感動してしまいました。

学力も大事だけれど、こういう想像力の方がもっと大事だよなあ。
お母さんに「良い子に育ってますよ!」と報告したくなりました。