「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

源義経

2013年12月09日 |   誤・迷答!
中3国語では「おくのほそ道」の学習が始まっています。

平泉の場面を解説しながらテキストで問題に取り組む中
「『義臣すぐつてこの城にこもり』とあるが、誰の義臣か。名前を漢字で書きなさい。」
というのがありました。

本文中にその名前は出てこないので、たくさんヒントを出すのですが
出しても出しても正解にたどり着けない生徒がいます。

「平家との戦いで大活躍したんだけど、その結果、お兄さんから危険人物と思われて
 奥州藤原氏を頼って家来と一緒に東北まで逃げてきたんだよ。
わかる生徒はここまででわかるんですけどねー。

「このお兄さんというのが、平家を倒して征夷大将軍になって幕府を開いた人!
決定的なヒントを言った!と思ったのに、歴史が苦手な男子2人に続けて指名したら
「織田か!
信長だったら、幕府を開くとこまでいってないよ…。
「えっと…武田
信玄を思い出したのかな?なぜ今思い出したの?
2人とも時代が全然違うし、そもそも幕府なんて3つしかないから
幕府を開いた人だって3人しかいないのに、かすりもしないってどういうこと!?

彼らの答えに周りの生徒たちの方が焦りだし、
「子供のときは『牛若丸』だった人だよ!」とか「家来に弁慶がいるよ!」とか
「はじめの1文字は『み』だよ!」とか、いろんなヒントが出回ったのですが
「み…、み…、みつひでか!!
誰だ!?明智か?
「違った!よしみつだ!
足利義満?そもそも、みから始まってないんですけど…。

入試まで、あと約3ヶ月。
無駄な時間を使ってしまったようだ。