「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

右利き左利き

2016年10月01日 | 今日のお仕事 
私自身は右利きで、左手では字を書くことも
スプーンを持つことさえぎこちないです。
生徒たちを見ていると、右利きが圧倒的に多いですが
それでも10~15人に1人くらいの割合で
ほとんどのクラスに左利きがいます。
そういえば、以前、2割が左利きという
左利き率の高いクラスもあったなあ。

少数派の左利きですが、学力との関連性…と考えるとどうだろう?

記憶を辿ってみると、私が知る当塾の伝説的な優秀な生徒は左利きが多いです。
どの生徒も、横書きは書きづらいらしく
ゆっくり丁寧に間違わないように慎重に書いていたのが印象的でした。
誰よりも時間をかけて、誰よりも正解率が高い、整然として美しい答案用紙。
ある生徒は中学校3年間、不動の学年1位を成し遂げたし
別の生徒は現役で国立大学医学部に入学したと聞きました。
地元でいちばんの高校に進学したあと、別の才能を開花させて
私たちが思いもよらない方向へ進んでいった生徒もいました。

ただし、左利きならみんな優秀か、といえば、そんなことは全くなく。
忘れもしない。中2の冬に300÷3を筆算で計算しようとした生徒、
しかも、いちばん上の横線の上におそるおそる9と書いて
しばらく考え込んでいた生徒が左利きでした。
(ブログ内を検索したら記事があった!!)
あと、真面目で何度も何度も真剣に英単語練習をするんだけど
毎回不合格だった生徒も左利きだったなあ…。思い出すだけで切なくなる…。

もちろん、右利きでもこういう極端な生徒はいるし
左利きでもフツウの生徒がほとんどだし
やはり学力と利き手はたいして関係ないと思います。

ときどき授業中の忙しい最中に
「オレ今日から左手を鍛える!!」とか言って
鉛筆を持ちかえて、ゆっくりたどたどしく書き始めて
「センセー、黒板消すの待って!!」などと
軽い授業妨害をするのは決まって男子です。
両利きを目指すのはいいけど、家でやってヨ!!