「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

捨てちゃダメ

2018年11月09日 | 今日のお仕事 
どの中学校も、定期テストまで1週間を切りました。

今回はどの学年も英語はちょっと難しい文法事項が出題範囲に入っているうえに
範囲が広いために覚えるべき単語も多く
英語が苦手な生徒は特に苦戦を強いられています。

今日はとうとう「オレもう英語ヤダ。」と白旗を揚げた生徒が。
英語はもう捨てる。できなくていい。と言い出したので
そんなこと言っても、アナタが就職する頃には
会社の半分が外国人だった!とか、社内では英語で会話。とか
そんなことになってるかもしれないんだよ!!と言ったところ
「じゃあ、オレ、会社に勤めないで自宅でユーチューバーになる!」と宣言。

ユーチューバーだって、全世界の人に動画を見てもらおうと思ったら
英語ができる方がいいんじゃないの?と指摘したら「…そっか。」と納得し
英語なしでできそうな仕事に何があるか考えていました。

…それ以前に、英語を捨てると高校に合格できないんですけどね。

この生徒の英語嫌いの最大の原因は、とにかく面倒くさがりで
単語を覚えることもアルファベットを書くことさえも
「面倒くさいからやりたくない」というところ。
だから、英語だけじゃなく、たとえば国語だって
「漢字を書くのは面倒くさい」と言って疎かになっています。
結局、言語は手段だから、「知りたい」「伝えたい」という
気持ちがないと身につかないんだよなあ。

どの教科もそうですが、学ぶことへのモチベーションが低いのが
最大の問題だと感じています。