九月二十四日(木)雨後曇り。
今日も東京行き。五時に「アメ横」にある大熊雄次氏のお店の前にて共通の友人と待ち合わせ。御徒町へは待ち合わせの三十分前に着いた。何を買うのではないが、商店街を歩くのが好きだ。最近ではアメ横で生物を買うことはなくなった。何か、何処の店を見ても置いてあるものは同じで、値段も画一のような気がするからである。買うものと言えばスニカーや革靴など。
有名な居酒屋「大統領」の本店を覘いたが満席。お店の前に、これも有名な「たきおか」が出来ていた。こういった立ち飲みの居酒屋ブームがいつまで続くのだろうか。五時に皆さんと合流して向かったのは、大熊氏の地元、根岸の「鍵屋」というお店。横浜にも根岸と言う町があるが、落語などに登場するのは東京の根岸の方だ。俳句の下の句に「根岸の里の詫び住まい」をつけると、何でも句になるという笑い話がある。
「鍵屋」の創業は安政三年(一八五六年)というから驚く。元は醤油屋だったとのこと。このお店は何でも女性だけの入店は認めないという。しかし男性の同伴者がいる場合は入店できる。カウンター席と小上がりの座敷があり、お酒はビールと日本酒のみ。日本酒は、大関、菊正宗、櫻正宗の三種類。料理は、合鴨塩焼き、鰻のくりから焼き、冷奴など二十種類ほど。お店に入れば、そのまま昭和をもっとさかのぼった時代の趣がある。池波正太郎の小説に出てきそうな居酒屋である。九時には閉店してしまうらしいが、私たちは開店と同時に行ったので余裕だった。日本酒を四合ほど飲んでから、箕輪の鮨屋へ転戦。カツオの刺身などを堪能して解散。いい夜だった。
今日も東京行き。五時に「アメ横」にある大熊雄次氏のお店の前にて共通の友人と待ち合わせ。御徒町へは待ち合わせの三十分前に着いた。何を買うのではないが、商店街を歩くのが好きだ。最近ではアメ横で生物を買うことはなくなった。何か、何処の店を見ても置いてあるものは同じで、値段も画一のような気がするからである。買うものと言えばスニカーや革靴など。
有名な居酒屋「大統領」の本店を覘いたが満席。お店の前に、これも有名な「たきおか」が出来ていた。こういった立ち飲みの居酒屋ブームがいつまで続くのだろうか。五時に皆さんと合流して向かったのは、大熊氏の地元、根岸の「鍵屋」というお店。横浜にも根岸と言う町があるが、落語などに登場するのは東京の根岸の方だ。俳句の下の句に「根岸の里の詫び住まい」をつけると、何でも句になるという笑い話がある。
「鍵屋」の創業は安政三年(一八五六年)というから驚く。元は醤油屋だったとのこと。このお店は何でも女性だけの入店は認めないという。しかし男性の同伴者がいる場合は入店できる。カウンター席と小上がりの座敷があり、お酒はビールと日本酒のみ。日本酒は、大関、菊正宗、櫻正宗の三種類。料理は、合鴨塩焼き、鰻のくりから焼き、冷奴など二十種類ほど。お店に入れば、そのまま昭和をもっとさかのぼった時代の趣がある。池波正太郎の小説に出てきそうな居酒屋である。九時には閉店してしまうらしいが、私たちは開店と同時に行ったので余裕だった。日本酒を四合ほど飲んでから、箕輪の鮨屋へ転戦。カツオの刺身などを堪能して解散。いい夜だった。