白雲去来

蜷川正大の日々是口実

伊勢原に彼岸花咲いて群青忌

2015-09-29 17:53:29 | 日記
九月二十六日(土)曇り。

彼岸にお墓参りに行けなかったので、朝食後に家族で伊勢原へ。連休明けということもあって高速道路は空いていた。途中、町田のSAにて「メロンパン」を買うのが約束みたいになっている。国道二四六号を伊勢原駅から反対方向に行くと、お墓のある日向(ひなた)に行く道がある。その途中に、最近話題の「寿雀卵」という卵の売り場がある。以前、社友の成田功氏の実家が近くということで、その卵を頂いたことがあるが、さすがに評判の物だけあると、感心した。しかし、私がお墓参りに行く時間になると、ほとんど売り切れてしまい、売り場が閉まっている。

今日は、家を出たのが早かったせいか、売り場が開いていた。駐車場に車を止めて買いに行くと、MSサイズと言う小さなものしかない。聞けば、Lサイズなどの大きなものは、九時の開店前に二時間ほど並んで買わないと手に入らないそうだ。仕方がないのでMSサイズの十個入りを二パック買ったが、売り場のオバハンが「えっ二パックしか買わないの」と言うような不思議な顔をしていた。いくら美味しいからと言って、たかが卵を買うのに早朝から二時間も並ぶほど暇じゃない。

お墓に行く途中にJAに寄り、お花を買うが、ここの売り場の人たちとも顔馴染みになった。お墓に向かう道には彼岸花が咲いていて見とれてしまう。ここは、彼岸花の群生地としても有名で、日曜日などはカメラを持ったハイカーで混雑をする。

まずご住職に二十四日の群青忌のご挨拶をする。その後、野村先生のお墓へ。先週に大悲会の志村馨君たちや野村先生の奥様がお墓参りに来たので、お花が沢山あった。野村先生のお墓に近況報告をした後に私の両親のお墓に詣でる。

帰りは、彼岸花の写真をたくさん撮った。彼岸花の別名は曼珠沙華。お墓の近くでこの花を見ると、いつも思い出すのが横浜にゆかりの中村汀女の句、曼珠沙華 抱くほどとれど母恋し 。

種田山頭火の句にも彼岸花を詠んだものが多い。

曼珠沙華咲いて ここが私の寝るところ
いつまで生きる 曼珠沙華咲きだした
歩きつづける 彼岸花咲きつづける

帰りは、国道二四六沿いにある「リンガーハット」にて昼食を済ませた後に帰宅。

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金木犀の香りに誘われて。

2015-09-29 16:30:10 | 日記
九月二十五日(金)雨。

二十五日から月末までは頭の痛い日が続く。何が原因かと言えば、もちろん様々な支払いに追われるからである。今月は、支払いに加えて、民族派の関係者の行事や葬儀が続き、出費が続いた。歌の文句ではないが、「義理と人情をはかりにかけりゃ、義理が重たい男の世界」ゆへ、どんなに苦しくとも、お付き合いだけはおろそかにはできない。出るのはため息、残るは借金。という日々が続く。

道を歩いていると、何やら柑橘系の良い香りがする。そうか金木犀か。私の家の周りにも金木犀を植えている家がかなりある。季節感があって良い。花言葉は、「謙虚」「気高い人」。花言葉の「謙虚」は、香りのすばらしさに対して、目立たない小さな花をつけることから、「気高い人」は、雨が降るとその芳香を惜しむことなく潔く花を散らせることからきているといわれている。しばらく休んでいた、いやサボっていたウォーキングを金木犀の香りに誘われてまた始めようと思っている。

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