九月七日(水)晴れ。
昨日の続き。次に行ったのは、「血液をさらさらにする薬を飲んでいるようなので、どれくらいの時間で血が止まるのか確かめます」。看護婦さんに耳の後ろをプチッと刺されて、しばらく待っているのだが、痛くも、かゆくもないのだが、座っていると、オデキ?の部分が椅子に当たって痛くて仕方がない。やっと終わって、いよいよ肝心な部分の治療へ。
今度は男の先生でホッとする。看護婦に言われて診察台に横になり、ずるっとジャージを膝までおろされて、お尻を医者の前に出す。今日は、人様にお尻を晒すのは何と三回目である。「麻酔を打ってから、患部を切って、膿を出します。ちょっと痛いですが、我慢して下さい」。「先生。痛くしないで下さい」とは、口が裂けても言えない。何せ、日本男児である。患部を消毒した後に、麻酔の注射を三ヵ所に。うううううっあー!ぐぅぅぅぅうー。んぐぅー・・・。痛いのなんのって、歯を食いしばって耐えた。本当に麻酔なの。次は、手で押して膿を出しているのだろう、麻酔なんか全く効いていない感じである。再び、うううううっあー!ぐぅぅぅぅうー。んぐぅー・・・。「終わりました」。犬のように舌を出してハアハアと息をするのが精いっぱい。
処置が終わって、ベッドで休ましてくれるのかと思ったら、「診察室の前にある椅子に三十分ほど座っていて下さい。その方が早く傷口が塞がりますので」。そうか麻酔は、これのためもあったのか。麻酔が効いているようで、痛みは感じない。三十分ほどして、もう一度患部を診て貰い終了。私の一番長い日が終った。
支払いに行く途中の廊下に、立派な扁額が飾ってあった。何気なく見ると、その扁額は、病院の院長に贈ったもので、何と書いたのは、その昔にお世話になった、台湾の国民党の特務で、横浜華僑総会の陳福玻先生の書であった。お元気でいるのだろうか、懐かしさがこみあげてきて、しばらくその書の前に佇んでいた。
お陰様で、お尻の痛みはなくなったが、患部にガーゼをあてがっているので、煩わしいことこの上もない、夜は、「そごう」に寄って、カツオを買った。神様、病み上がりです。上等なものを与えて下さい。と、願ったら。ビンゴ。神は私を見捨てなかった。自分へのご褒美にと、「伊佐美」を開けた。
昨日の続き。次に行ったのは、「血液をさらさらにする薬を飲んでいるようなので、どれくらいの時間で血が止まるのか確かめます」。看護婦さんに耳の後ろをプチッと刺されて、しばらく待っているのだが、痛くも、かゆくもないのだが、座っていると、オデキ?の部分が椅子に当たって痛くて仕方がない。やっと終わって、いよいよ肝心な部分の治療へ。
今度は男の先生でホッとする。看護婦に言われて診察台に横になり、ずるっとジャージを膝までおろされて、お尻を医者の前に出す。今日は、人様にお尻を晒すのは何と三回目である。「麻酔を打ってから、患部を切って、膿を出します。ちょっと痛いですが、我慢して下さい」。「先生。痛くしないで下さい」とは、口が裂けても言えない。何せ、日本男児である。患部を消毒した後に、麻酔の注射を三ヵ所に。うううううっあー!ぐぅぅぅぅうー。んぐぅー・・・。痛いのなんのって、歯を食いしばって耐えた。本当に麻酔なの。次は、手で押して膿を出しているのだろう、麻酔なんか全く効いていない感じである。再び、うううううっあー!ぐぅぅぅぅうー。んぐぅー・・・。「終わりました」。犬のように舌を出してハアハアと息をするのが精いっぱい。
処置が終わって、ベッドで休ましてくれるのかと思ったら、「診察室の前にある椅子に三十分ほど座っていて下さい。その方が早く傷口が塞がりますので」。そうか麻酔は、これのためもあったのか。麻酔が効いているようで、痛みは感じない。三十分ほどして、もう一度患部を診て貰い終了。私の一番長い日が終った。
支払いに行く途中の廊下に、立派な扁額が飾ってあった。何気なく見ると、その扁額は、病院の院長に贈ったもので、何と書いたのは、その昔にお世話になった、台湾の国民党の特務で、横浜華僑総会の陳福玻先生の書であった。お元気でいるのだろうか、懐かしさがこみあげてきて、しばらくその書の前に佇んでいた。
お陰様で、お尻の痛みはなくなったが、患部にガーゼをあてがっているので、煩わしいことこの上もない、夜は、「そごう」に寄って、カツオを買った。神様、病み上がりです。上等なものを与えて下さい。と、願ったら。ビンゴ。神は私を見捨てなかった。自分へのご褒美にと、「伊佐美」を開けた。