白雲去来

蜷川正大の日々是口実

改造内閣か・・・。

2017-08-10 14:24:16 | 日記
八月三日(木)晴れ。

ニュースのトップは、安倍改造内閣の顔ぶれ。内閣の支持率など気にせずに初志貫徹すれば良いものを。ジタバタ感がぬぐえない。それでも、モリ・カケ、防衛省や相次ぐ自民党所属議員の不祥事。せめて内閣の顔を換えて「再出発」のイメージ造りでもしなければ、もたないか。野次馬根性で改造内閣関連のテレビを見ながら朝食。メニューは、昨夜の残りの牛皿、キャベツの糠漬け、しじみの味噌汁。昼は、抜いた。夜は、蒸し鶏、「日本一」というお店の焼き鳥。レタスとカイワレ大根のサラダ。お供は「もぐら」。

マスコミも、大したこともない大臣の失言で、鬼の首を取ったように騒ぎ、追い詰める。正にマスコミのパワハラそのものだ。新内閣の何人の大臣が靖国神社を参拝するのか。小野寺新防衛相は早々と「靖国には行かない」を事を表明したが、その理由が「中韓の反発」にあるそうだが、世界の中のわずか二か国が「反発」するからと言って、参拝しないのは情けない。まあ政治家は思想家ではないから、信念に殉じなくともいい、という「言い訳」の中で生きているから、仕方がない。河野太郎が外務大臣か。せめて親父の轍を踏まないように祈るだけだ。

夜は、酔狂亭で独酌。

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中華街のことなど。

2017-08-10 13:27:13 | 日記
八月二日(水)曇り。

魚屋を覘いて「柳カレイの干物」があると、つい買ってしまう。鮮度の良くない物は、グリルで焼いていると、身がボロボロになってしまう。たまにそういうヤクネタをつかまされることもあるが、見た目では分からないので、素人は情けない。朝食は、その柳カレイの干物(中々良かった)キャベツの糠漬け、しじみの味噌汁。昼は抜いた。夜は、近所のスーパーで買った、カツオ。(残念だった)、アスパラのオイスターソース炒め。牛皿。お供は、「もぐら」という焼酎。

良く知人から、「中華街は何処のお店が美味しいですか」と聞かれることがある。正直言って返事に困る。それは私が美味しいと思っても、他人がどう感じるかは、千差万別である。また、せっかくお店を紹介しても、何処でも食べられるような、例えば「エビチリ」「牛ピー」「マーボー豆腐」「春巻き」「焼きそば」などを食べては、中華街に来た意味がない。そんなメニューは中華街でなくとも、下町の中華屋でも美味しい店は沢山ある。ただ、中華街の雰囲気を味わう、のならそれでもいいと思う。

年間に、随分と中華街へ行くが、個人的に行くことはまずない。ほとんど接客や群青忌などの直会、忘年会などで行く。地方から友人が来ると、男同士ならこのお店。相手が奥さんなりガールフレンドを同伴したならば、このお店。気の置けない男同士だったら、このお店。と使い分けている。「食べ放題」などの店には絶対行かない。「味」で行く場合もあれば、「人」で行く場合もある。しかしながら、中華街も段々渋谷や原宿のようになって、祝祭日などは、落ち着いて食事ができない。いや予約もできないのだ。

もう五十年も前のことだが、中華街を「チャン街」「南京町」と言っていた頃、中華街の裏通りには兵隊相手の外人バーが沢山あって、MPの腕章をつけた兵隊の乗ったジープが、見回りをしていた。五木寛之の『雨の日には車をみがいて』の中に出てくる、黒人専用の「コルト45」や「レッドシューズ」というお店が人で溢れていた頃だ。そんな昔の面影を残す、北方謙三の小説に出てくるようなBerが何軒か残っている。当時の私が飲んでいたのは、「ターキー・ソーダー」。そんなお店の似合う友人が来たら、久しぶりに行ってみたいと思っている。

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一斗飲めば無為自然の境地に合致する。

2017-08-10 12:55:02 | 日記
八月一日(火)雨。

台風の余波か朝から風雨強し。酔狂亭と名づけたわが陋屋は、風雨が強いと雨漏りがする。諸般の事情で、修理するのは二年後。何とか、台風や大雨が避けてくれるように祈るばかりである。以前、人の苦労も知らないくせに、顔を見ると「楽そうだね」「随分と稼いでいるんじゃないの」とか、嫌味を言う男がいた。そいつに対して、「ええ、大楽ですね。何と言ったって、私の家の庭には、築山があって、周りには川が流れているくらいですからね」。と話したら、「すごいね」と感心したので、「何言ってんの、質の流れに、借金の山だよ」。と言ってやったら、すごすごと帰って行った。

朝食は、竹輪のカレー味揚げ、冷奴、小納豆。昼は、下の子供と「ビックボーイ」でハンバーグランチ。夜は、平塚の憂国の社長、I氏が横浜に来訪。牛タンの名店「たん右衛門」で一献会。その後、関内に転戦して帰宅。

酒とズブズフの関係となって久しいが、何と言っても、気の置けない人たちとの一献会に勝るものはない。憂国談義、正に時局を肴にして語り合うことこそ、健康の基本。生憎の大雨だったが、楽しい時間だった。李白は「月下独酌」の中で、こう言っている。

天がもし酒好きで無いなら、
酒星という星が天にあるはずがない。
地がもし酒好きで無いなら、
地上に酒泉という場所があるはずがない。
天地はそもそも酒好きなのだから、
酒を愛することは天地に恥じることではない。
魏の曹操が禁酒令を出したが、人々は
清酒のことを「聖人」、
濁り酒のことを「賢人」となぞらえて、
酒を飲み続けたと聞いている。
このように、酒は聖者・賢人も飲み込んでしまうのだ。
べつに仙人になろうとする必要は無い。
三盃飲めば道教の根本原理に通じ
一斗飲めば無為自然の境地に合致する。
私はただ、酒の情緒を楽しみたいだけなのだ。
飲めない奴にこの楽しさを教えてやることは無い。

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