白雲去来

蜷川正大の日々是口実

不埒な牡蛎三昧。

2022-02-01 14:47:25 | 日記

1月29日(土)曇りのち晴れ。

土曜日と言うことでのんびりと起きた。きわめて昼食に近い朝食は、自宅近くの「正華」で買った餃子、塩辛、手羽煮。夜は、午前中に、伊勢志摩の道友からドカンとご恵送頂いた「牡蛎」で不埒な牡蛎三昧。お供は、赤と白のブルース、ではなくてワイン。途中から「三岳」へ。家族と共に賑やかな食卓となった。

そういえば、昨年もこの時期に牡蛎を頂いた。軍手とナイフを用意して、キッチンへ。牡蛎の処理は私の仕事である。頂いた中から、まず15個ほどをオーブンへ。焼き牡蛎にする。時間は15分。それ以上焼いてしまうと、全く汁気がなくなりパサパサになってしまう。後はもちろん生だ。近所のスーパーにすっ飛んで行って、レモンとライムを仕入れた。新鮮な生牡蛎を口に入れると、大げさではなくて、海に溺れて行くような気になる。レモン、ライム、ケチャップと味付けを変える。

レモン味には、その昔、映画『潮騒』で見た山口百恵さんの初々しい「焚火」のシーンが重なる。ライムには、やはり映画『冒険者たち』の音楽と主演女優のジョアンナ・シムカスを思い出しながら口に運ぶ。ケチャップでは、アメリカのギャング映画の主人公になったような気になる。

「焼き牡蛎」を食べる時は、レモンの塩がいい。食した後のテーブルに残った牡蛎の殻の狼藉に達成感と満足感が一体となって、ふふふと頬が緩む。遠く離れた伊勢志摩の道友に感謝。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする