2月1日(木)晴れ。
寒いせいか歳のせいかは分からないが、最近は朝起きられなくなった。夜に子供のお弁当のおかずを仕込んでおき、それを朝に家人が用意するので、起きなくても文句を言われない。10時過ぎにのそのそ起きてから、朝食を兼ねた朝食。メニューは、最近凝っているニホンハムの「アンデス高原豚のローストンカツ」冷食の4枚入りである。薄切りで揚げるだけなのだが、これがかなり美味しい。キャベツの千切りを添えて中濃ソースにからしを溶かしてつけて食べる。味噌汁の具は、ナスをごま油で炒めたもの、自家製のきゅうりの糠漬け。
1974年から1975年にかけて起きた「連続企業爆破事件」。特に三菱重工爆破事件のことは良く覚えている。翌日に用事があって大手町へ行ったが、周辺は凄い警備関係の人やマスコミ関係の人でごった返していてた。東アジア反日武装戦線の「大地の牙」「さそり」「狼」の犯行だった。当時の感想は、何か劇画のタイトルのようだと思った。その後、メンバーの殆どが逮捕されたり、国外逃亡したりと事件から半世紀が過ぎて、若い人たちの間ではそんな事件があったことさえ忘れられようとしている。彼らの行動が、本当に虐げられたとするアジアの民のためになったとは、感じられないからだ。またその「東アジア」の民の中に「日本の民」がいないことも彼らに共感を覚えない理由の一つかもしれない。
きみまろではないが、あれから50年。いきなり桐島聡が名乗り出てきた。末期の胃がんで、その後息を引き取った。たとへ爆破犯であっても、人を殺していなければ、当時逮捕されていたら、とっくに刑期を終えて出ていただろうに。9年前の5月にフジテレビが彼らの特集を行なった。「40年目の真実・連続企業爆破事件ー極秘資料で明かす警察と爆弾」と言うものだ。中々良くできた映像で、久しぶりにその録画を見た。『腹々時計』のコピーも事務所のどこかにあるはずだ。その本は、事件は別として運動家の心構えとしては、非常に参考になった。