2月4日(日)雨のち曇。
日曜日の朝は、大体余っている冷ご飯を使って「お粥」。前の晩から「利尻昆布」で出汁を取り、後は「かつお節」と鶏ガラで出汁を取る。まるでラーメンのスープを作るみたいである。具は入れない。もう一品は「湘南餃子」。天気も悪いので、一日、自宅でくつろいでいた。夜は、好きな「ミスジ肉」、玉ねぎのサラダ、さつま揚げ、冷食のグラタン。さつま揚げは、横浜は大口商店街の能登屋(高島屋、京急の上大岡などにも売り場がある)の物が好きなのだが、行くのが面倒なので、あまり期待をしないで買った、「野菜のさつま揚げ」が予想に反して美味しかった。お供は、「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。
豊田自動織機という会社は、何か織物の器械でも作っている会社だと思っていたら、自動車の、それもトヨタ自動車の部品を作っている会社と知り、ヘェー。先日のマツダの不正が大きなニュースになったが、その豊田自動織機でも不正を行っていたことが判明した。ネットで調べたら織物機械の製造はもとより、「トヨタグループの本家・源流にあたる会社」らしい。不正が発覚したマツダもトヨタグループ。一体どうなってんだか。
敵国外患無き者は国恒に亡ぶ。有名な孟子の言葉である。意味は、競争する国や敵国がなく、外国に攻められる心配もない国は、国全体に緊張を欠き油断を生じてついには国が滅亡する。我が国の周りには「外患無き」どころではなく、競争する相手ばかりで、昨今は外国の戦争に巻き込まれることも、今そこにある危機である。政治家がもっと緊張感をもって国の運営に当たらなければならないのに、裏金問題や政党から議員個人に寄付され、使途公開の必要のない莫大な政策活動費の問題等、その責任を取るつもりも、国民に説明責任を果たす政治家一人いない。私が役員の末席を汚している大行社の新年総会の席で、作家の大下英治先生が、昨今の政治家の姿を見て「このままでは国が溶けて行く」と表現していたが、けだし名言なり。国を亡ぼすのは外患にあらず、内憂にあり、とか。