白雲去来

蜷川正大の日々是口実

海老寝して木枯らしの空耳にある。

2024-02-05 14:27:33 | 日記

2月3日(土)晴れ。

上の子供が勤めている会社が後援しているクラシックのコンサートがあるとかで、朝早くから愚妻と一緒に出掛けて行った。玄関で見送ってからまた布団に入っる。風が強い。物置のトタン屋根が風に揺れている。その音を聞いているだけで、ますます布団から出るのが嫌になる。そう言えば野村先生の『銀河蒼茫』の「冬の句」の中に、「海老寝して木枯らしの空耳にある」を思い出した。そういえば、過日、いつもお世話になっている盟友が、わざわざ若山牧水りの『酒の歌』の文庫版を送ってくれた。「酒の歌」と言えば牧水だが、「獄中の句」と言えば、何といっても野村先生の『銀河蒼茫』だろう。旅に出る時、訳あって独酌するとき、ポケットに入れる本は『銀河蒼茫』がいい。しかし、現在の弊社の物は少し大きい。最後の仕事として、『銀河蒼茫』を文庫にしようと思っている。暖衣飽食の自戒の為にも。「悲願ありて 寒月光の茣蓙に座す」。そうか昔の監獄は、畳ではなく、板張りに茣蓙を敷いていたんだなぁー。

午後から、郵便局と事務所へ。京急の井土ヶ谷駅近くの蕎麦屋で昼食。「天丼セット」。ご飯と蕎麦の量を少なくしてもらった。夜は、コンサートから帰って来た愚妻と子供と待ち合わせて、やはり井土ヶ谷駅近くの焼き鳥屋「BAKUDAN」へ。ここの焼き鳥が好きだ。しばらくしてから、最近良く行っている小料理屋の「ひなた」へ転戦。子供は、どちらの店も初デビュー。10時前に帰宅。


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