11日5日(火)曇り。
火曜日と言うとすぐに頭に浮かぶのは「床屋が休み」。最近、足のむくみがひどいので午前中に掛かりつけの病院行き。「大きな病院で検査を受けなさい」とのことで、紹介状を書いて貰った。7日の午前中に診察を受ける予定。昨日、夜中に目が覚めてしまい、其の後中々眠れず、仕方がないので、先日、上の子供に買って貰った『ソコレの最終便』(野上大樹著・集英社)を読んだら、面白いの何のって二時間ぐらいで読了してしまった。こんなに面白くてイッキ読みしたのは久しぶりの事。この本のことを知ったのは、産経の書評から。
「大戦末期、ソ連軍の奇襲侵攻を受け崩壊の危機に瀕する満州国。特命を帯びた装甲列車(ソコレ)が、混乱の大地を駆け抜ける。疾走距離2000キロ、タイムリミットは7日間」とは本の帯から。序章と最終章で「ノモンハン事件」について触れているが、最終章は蛇足のような気がする。読んでいても腹が立つほどの上官が出てくるが、全編を通じて、やや反軍的な所があるが、防大卒と言う筆者は、上官に恵まれなかったのかもしれない。まあそんなことを抜きにしても、楽しめる本だ。義和団事件を題材にした『静かなる太陽』という作品もあるので、早速、注文した。
義和団事件の本と言えば松岡圭介の『黄砂の籠城』『黄砂の進撃』を以前読んだが、その2冊も良かった。
弘明寺駅のすぐ近くにある図書館で、古海忠之の『忘れ得ぬ満州国』と『檀一雄の従軍日記を読む』を注文して、「入荷」の連絡があったので図書館に行けば休館日だった。ついていない。