8月21日(土)晴れ。
「コロナは人との関係を疎遠にする」と何度かブログに書いた。私だけではないと思うが、コロナ前までは、特別に用事がなくとも親しい人たちと、飲み会や食事会をお互いが負担にならない程度に行ってきた。しかし、コロナ禍の今では、特別な用事がない限り、誘いにくいし「ちょっとお茶でも」とも言いずらい。まだその程度ならコロナ禍で仕方がないと思うが、困るのは、法事や葬儀への出席である。こちらが参列をしたいと思っても、お寺や葬儀場が「密」を敬遠するし、当事者も友人、知人に案内することを、良い意味でためらう。まあ、そんなことを気にしない人もいるのだろうが、気にする人がほとんどだ。
もちろん私も気にする方で、私以外の家族がワクチンの接種が出来ていない時に、なるべく不特定多数の人との接触は避けたいと思っている。このままコロナの感染の広がりが収まらなかったならば10月の群青忌も考えなくてはならなくなるだろう。大変な時代になったものだ。
昭和40年の後半、「核拡散防止条約」の反対運動からのお付き合いのある池袋在住の同志の奥様が亡くなられたことを知った。本来ならば、多くの同志、友人が参列したに違いあるまいが、「家族葬にて送りました。コロナ禍ゆえ、色々不便でした。別れの言葉を交わす時間が足りませんでした」とメールを頂いた。歳のせいか涙腺が緩んだ。合掌。