白雲去来

蜷川正大の日々是口実

中華街が喪服姿の人で溢れていた。

2013-01-14 11:59:18 | インポート

一月十一日(金)晴れ。

 今日は、六時から中華街の広東会館にて、先日亡くなられた鄭さんの通夜式が行われる。午後から事務所に行き細々とした用事を済ませてから自宅に戻り着替えをして友人たちとの待ち合わせの場所へ。合流した年若い友人に、「知っているように鄭さんは中国人で、しかも大変有名な人だから、中国式のお葬式となる。礼儀作法を知っているか」。と言うと、当然「知りません」。

 では教えてあげよう。映画などで見たことがあると思うが、中国の正式な作法は、「三跪九叩頭の礼(さんききゅうこうとうのれい)と言って、ひざまづいて、頭を地面につけることを三回繰り返すのだから、大変だよ」。と言ったら、「えっ本当ですか。大変ですねェー。」と真剣な顔をするから、可哀そうになり、「嘘だよ」とネタばらししたら、一緒にいる人たちは大笑い。鄭さんも、笑ってくれたものに違いあるまい。

通夜式が始まる十五分ほど前に着いたのだが、参列者の多さには驚いた。サリーファミリーや関内のお店の人たち、鄭さんが総料理長をしていたロイヤルパーク・ホテルの人たちなど、知った顔もあったが、当然のようにほとんどが知らない人たちばかり。六時の開式には、すごい人の列が出来ていた。やっとご焼香の番となって会場に入れば、花に囲まれて、グラスを片手に持った鄭さんの写真が祭壇にあった。生前のご厚誼を感謝してお別れをした。

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通夜式を終えてから友人らと、中華街を歩いて「安記」へ向かったが、中華街では、大勢の喪服の人と方たちとすれ違った。皆、鄭さんの葬儀に来た人たちなのだろう。正に、「棺を蓋(おお)いて事定まる」 。あらためて、鄭さんとのご厚誼に感謝した次第。

その後、サリーズバーで、サリーファミリーと合流。鄭さんを偲んで献杯。友人らと、更に一軒転戦して帰宅。

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