白雲去来

蜷川正大の日々是口実

初鰹。

2021-02-12 14:08:59 | 日記

2月9日(火)晴れ。

七時に起床。昨日に続き今朝も、エビ、ナス、人参天ぷらを使った「煮天丼」、白菜のおしんこ、とーふの味噌汁。昼は、焼きおにぎり1個。夜は、今年は初めての「生のカツオ」、チキンソテー、サーモンソテー。お供は「黒霧島」。酔狂亭にて独酌。

スーパーの鮮魚コーナーを覗いたら、おおっ「カツオ」があるではないか。見た目にも良さげなので迷わず買った。当分人と会う予定もないし、どうせ出かけるときはマスクをするのだから口臭も気にすることはない。長ネギのスライスとニンニクをたっぷり入れて食した。「さかり」のものと比べたら味は多少劣るが、「はしり」のカツオも良いものだ。鎌倉を生きて出でけん初鰹。とは芭蕉の句である。横浜は戸塚の富塚八幡宮に句碑がある。


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欲しいが飾って置く場所がないものばかり。

2021-02-12 12:25:25 | 日記

2月8日(月)曇り後晴れ。

朝起きると、早く暖かくなってくれないかなぁー。といつも思う。と言ってもこんなことを何十年も繰り返しているのだから進歩がない。朝食は、煮天丼、白菜のおしんこ、ほうれん草の味噌汁。みそ汁は、一応、日高産の昆布で出汁を取る。これを怠り、顆粒のダシだけだと美味しくない。昼は、焼きそば。夜は、社友から送って頂いた「鱈」を使って「鱈チリ」「白子の天ぷら」「鱈ソテー」と鱈三昧。お供は「赤霧島」。

ディアゴ、アシェットと様様な分割のシリーズのCMが流されて、購買意欲をそそられるが、これまで買ったのは「東映時代劇シリーズ」と「世界の戦車」の二つだけ。「戦車シリーズ」は途中で購読をやめた。理由は、余りにも次から次へと来るので、飾っておく場所に窮したからである。部屋が広ければ、専用の棚を作って楽しみたい所だが、いかんともしがたい。

これまでに欲しいと思ったのは「戦闘機シリーズ」「伊号潜水艦」「空母赤城」「ゴジラ」ぐらいか。本音を言えば、完成品を売ってくれたらと思っている。盟友におだてられて、沖縄で買った一メートルぐらいある「Uボート」のプラモもそのままで、箱だけ眺めて楽しんでいる。


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付和雷同する多数。

2021-02-11 11:53:47 | 日記

2月7日(日)晴れ。

私は、昔からかなりのへそ曲がりで、皆が「そうだ、そうだ」と声を揃えて言うことに対しては、ちょっと待てよ、それでいいんかい。と考えるようにしている。多数が「そうだ、そうだ」と人を批判するときは、そのほとんどが「乗り遅れるな」的の付和雷同がほとんどのような気がする。森さんの発言もそうだ。話の部分的な所を切り取って批判する。さも人権、平等に反しているような言い回しで報道する。批判の声に賛成することが、さも自分が正義を口にしているような錯覚と自己満足に陥る。そのくせに「他人には優しく」などと言うから臍で茶が沸く。日本から「いじめ」がなくならないのは、こういう所にあるのではないかと思う。

国会に白いバラや白い服を着て出席していた議員さんにも笑えた。彼ら、彼女らは拉致被害を象徴するブルーリボンを付けたことがあるのか。(あったらゴメンネ)。森さんの発言(失言)と非人道的な拉致とどちらが日本人にとって重大な問題なのか。私にはテレビ映りを意識したパフォーマンスとしか思えない。まあ色々と難癖をつけてオリンピックを中止に追い込み、それを政治の責任に転嫁して、あわよくば、秋の選挙を有利にしたい。まあうがった見方ですけどね。

森さんの発言がそれほど重大ならば、「女が三人寄ればかしましい」。漢字で書くと「姦しい」。意味は、「大いに耳障りである。やかましい」。というものだ。騒いでいる皆さん。この漢字も人権、女性蔑視として「辞任」させたらいかが。

北方領土の日か。我が国における北方領土とは、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島の四島のみのことではない。正しくは、南樺太及び全千島列島の返還。領土はもちろんのこと、それに属する「領海」「領空」の「北方領域」の失地回復。実現が可能かどうかは別として、常に正論を知り、主張し続けなければならない。


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本の連鎖が続いている。

2021-02-08 18:55:27 | 日記

2月6日(土)晴れ。

ついに今年初めての生ワカメをゲット。早速、味噌汁に。マグロの刺身で朝食。昼は、生ワカメをどっさり入れた蕎麦。夜は、エビフライ、キャベツの千切り添え、マグロの刺身、焼きタラコ。お供は「赤霧島」。酔狂亭にて独酌。

山平重樹さんの『ニューラテンクオーター物語』を読んでから事務所にある関連本を持ってきて読んでいる。ラテンの支配人だった方が書いた『赤坂ナイトクラブの光と影』、そして赤坂にあったナイトクラブ「ぺペルモコ」のオーナーの杉良治氏の『六本木水脈』(KKベストブック)。二冊とも二読目なのだが、何せ十五年以上も前に買ったものなので、ほとんど内容に記憶がない分新鮮だった。山平さんの本を読まなければ、まず再読はしなかったに違いあるまい。六本木にあったピザハウス「ニコラス」のオーナーが書いた『東京アンダーグラウンド』も書棚にあるはずなのだが、見当たらなかった。『六本木水脈』の中に野村先生に触れた一文があるので紹介してみたい。

『たまに一人で〔ペペルモコ〕へふらっと見えたのが野村秋介さん。廣済堂出版から本を出した時、二番町にある〔ダイヤモンドホテル〕で行われた出版記念パーティーヘ行ったことがあります。野村さんは「河野一郎邸焼き討ち事件」、「経団連襲撃事件」など、自分の「信念」のもとに生きた人ですから、関東だけでなく関西からも任侠の親分衆がたくさん集まっていました。そのパーティーで二人の人から二度紹介を頂きました。「人みなさすらいの道」みたいなことをさらっと書いてくれる人で、にこやかな顔で明るく人を説いていました。野村さんが亡くなった後、野村さんと家族がヨーロッパ旅行をした映像などを収めた映画を見せてもらいました。最後の家族孝行だったのでしょう。ラストシーンは、マニラ湾に沈む夕日に向かって野村さんがバンダナを頭に巻いてピストルを撃つシーンです。何かの想いを感じさせるシーンでした。この時に野村さんは腹を決めていたのではないかと思っていたのですが、ある人に聞くともっと前からだったということです。

 野村さんはなぜ死に急いだのか、私如きには分かりません。が、野村秋介さんが私淑していたある任侠の大親分から遺族以外の三人に遺した直筆の手紙を見せてもらいました。達筆な字で生前の感謝の念を述べ、最後に「三途の川で一足先に……」と結んでいました。大親分は、「顔の見えない雇われ社長の朝日新聞如きで死なせるには、ちょっと相手が小さすぎたな」と残念かっていたのが印象的でした。「獄中二〇年、信念に沿って生き、また、信念に基づいて死んでいく」これが野村秋介さんの男の美学だったのでしょう。私達もいずれは去っていく身の上ですが、道は違ってもどう生きていくのかということを教えてくれた人だと思います。』(第二部「ペペルモコ」伝説の軌跡)より。

ちなみに、私は、昭和60年ころだと思うが一度だけ「ペペルモコ」に行ったことがある。

 

 


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『赤坂ナイトクラブの光と影』。

2021-02-07 13:26:32 | 日記

2月5日(金)晴れ。

過日、読了したのが山平重樹さんの『赤坂「ニューラテンクオーター」物語』(双葉社刊)。正に戦後の風俗、芸能、経済史を楽しみながら学べる一冊だった。まてよ、以前、その「ラテン」に関する本を読んだことがあると突然思い出した。山平さんの本の「参考文献」を見たら『赤坂ナイトクラブの光と影』(諸岡寛司著・講談社)であることが分かった。確か事務所にあると思って探した。本を捨てられない性格もあって、書棚は本が二重三重に詰め込んであり、探すのが大変だったが、あった。

著者の諸岡氏は、ラテンの開店から閉店まで、常に第一線で接客に携わり、ウエイターのトップから最終的には取締役営業部長にまでなった人で、赤坂の夜の生き字引のような人。当然、山平さんの本にも度々登場する。家に持ち帰って本を開いたら『週刊文春』の書評の切り抜きが挟んであった。書評を書いたのは銀座の高級クラブ「姫」のオーナーママで作詞家の山口洋子さんである。残念ながら、その書評が掲載された年月日はメモしてなかったが、『赤坂ナイトクラブの光と影』が出版されたのは奥付を見ると2003年の2月のことであるから、『文春』の書評も同じ年であると思う。

今から18年前に読んだ本を再読してみた。頭は酒で腐っているので、ほとんど内容には記憶がなく新鮮であった。山平さんの本を読んだ直後でもあり、山平さんの本に血が通ったような感じがして、とても楽しめた。確か事務所には、当時の赤坂や六本木のことを書いた本があったと思うので、また探して読んでみるつもりでいる。


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