なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

外来サマリー

2016年07月04日 | Weblog

 電子カルテが導入されて、外来カルテをまとめて外来サマリーとして入力しなければならないが、外来が忙しくてはかどっていない。数年間診ていた患者さんだと書きやすい。最近他の先生から回ってきた患者さんだと、病名・検査結果・処方を書くだけなら簡単だが、経緯がわかるように書こうとすると手間がかかる。

 今週受診した77歳男性は、高血圧症・糖尿病で10年以上前から内科に通院していた。ラクナ梗塞で脳神経外科(当時。現在脳神経外科はない)に通院して降圧薬の処方を受けていた。検査で糖尿病と判明して、合わせて治療を開始していた。SU薬が最大量処方されても血糖コントロールが悪く、内科の糖尿病外来(大学から。担当は高血圧専門の先生)に紹介された。さっそくインスリン注射が開始されていた。

 その後、その外来が担当医の留学でなくなって、内科外来(やはり大学からバイト)に来ていた先生の外来への通院になった。その先生が後で常勤医となって継続して診ていた。処方の変更がいろいろあったが、その先生が退職して、こちらに回ってきた。

 降圧薬は4剤内服して、脂質異常症の処方もある。糖尿病では、SU薬とピオグリタゾンの合剤、メトホルミン、持効型インスリン、GLP1受容体作動薬で、それに最近SGLT2阻害薬が追加になっている。これでHbA1c6%台後半から7.5%の間で推移していた。患者さんによると、退職した先生はインスリン量を減らしてもらうようにと言っていたそうだ。何だか複雑な印象をもつ処方だった。

 前回初めて診て、忙しかったのでdo処方にして流していた。今回改めて処方を見て、さあどうしようと思った。この患者さんはやせ形で、インスリン分泌自体が少ないタイプらしい。まず血中Cペプチドを測定して、結果をみて検討することにした(念のため抗GAD抗体も)。少量の利尿薬も処方されているが、浮腫性の疾患を診ていた様子はないので、休止でもいいのか。

 ピオグリタゾン15mgは中止して、メトホルミンは1000mg/日はこれまで継続していたので一応続けるが、年齢を考えていずれ500mg/日に減少、さらに中止になるかもしれない。SU薬はグリメピリド1mg/日で、これは減量を考慮しながら継続しておく。GLP1受容体作動薬は、DPP4阻害薬に戻してもいいか。SGLT2阻害薬は処方されて間もなく、とくに副作用もないので継続など。考え出すときりがない。HbA1cから見てまずます良いので、そのまま継続でいいのかもしれないが、いじりたくはのは当方の治療がいつも単純すぎるから?

コメント
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