なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

さっぱりわかってなかった

2016年07月23日 | Weblog

 「即戦力 循環器疾患診療実践ガイド」を読んでいた。研修医向けの本なので内容がわかりやすいのもあるが、著者の教え方がうまいのだろう。「冠動脈の内腔が50%以上狭窄すると、労作時に心筋が酸素不足になって胸痛を起こす。これが労作性狭心症。」 何ということのない表現だが、「冠動脈の内腔が狭窄して」とぼんやり理解するのと、「内腔が50%以上狭窄して」とその程度を言い切るのでは違うと思う。

 冠動脈の狭窄度はAHA分類で記載して、狭窄が25%以下の狭窄を「25%狭窄」、26~50%の狭窄を「50%狭窄」、51~75%の狭窄を「75%狭窄」、76~90%狭窄を「90%狭窄」、91~99%狭窄を「99%狭窄」、完全閉塞は「100%閉塞」と表記するそうだ。75%以上の狭窄を有意狭窄として、右冠動脈・左前下行枝・左回旋枝のうち75%以上の狭窄がある罹患枝数で、1枝病変・2枝病変・3枝病変とする。

 確かに、60%狭窄とか80%狭窄とか聞いたことはなかった。循環器科医がよく99%狭窄と言うとは思っていたが、本当の意味が分かっていなかった。循環器科医と話が通じていなかったことになる。

 今日は、日本医事新報社jmedの「見逃すと怖い血管炎」と「外来で診るリウマチ膠原病Q&A」を購入した。前者は治療のことはあまり記載してないが、症例が提示してあるのがいい。カラーの学習参考書のような本。研修医レベルで充分だ。「ぜんぶわかる脳の事典」成美堂、「医療探偵 総合診療医」山中克郎著光文社新書、「うつの常識、じつは非常識」井原裕著ディスカヴァー携書も購入。インターネットのアンケートに小まめに答えて1万円分の図書カードをもらったので、使い切った。

コメント
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