なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

急性咽頭炎(扁桃炎)

2016年07月21日 | Weblog

 急性扁桃炎で入院治療をお願いしますと、内科新患担当の先生(大学病院からの応援医師)から連絡が来た。21歳女性だった。画面で検査結果を確認すると、白血球減少(2100)、血小板減少(10万)だった。肝機能検査はLDHだけが500ちょっとで、他は正常域だった。ウイルス性と思われた。

 2週間前に右頸部が腫れて、他の地域の耳鼻咽喉科を受診したそうだ(詳細はわからない)。1週間前から高熱と咽頭痛が続いて、当地域の2軒のクリニックを受診して、それぞれから違うニューキノロンを処方されたが、咽頭痛で内服できなかったそうだ。水分はとれるが食事があまりとれないという。当地で仕事をしていて、ひとり暮らしだった。実家は他県にある。

 右頸部がだいぶ腫れている。左は軽度。エコーで確認すると多数のリンパ節腫脹があった。右扁桃が発赤腫脹しているが、白苔はなかった。嚥下障害・開口障害・呼吸困難はない。耳鼻咽喉科外来(大学病院から出張)で診てもらったが、左側も軽度に腫脹していて、ウイルス性咽頭炎でしょうという返事だった。EBウイルスの抗体検査を提出して、点滴とアセトアミノフェンで経過をみることにした。もう1週間くらい発熱が続くかもしれない。

 昨日89歳男性が、前日から食べられないという訴えで受診していた。車に酔うそうで、来る途中で1回嘔吐していた。妻と娘と3人暮らし。娘さんが仕事を休んで連れてきた。ご本人に聞いてまったくわからない。胸腹部CTでざっと見ると、今は禁煙しているが喫煙の既往があって、肺気腫だった。明らかな胃腸の問題はなさそうだった。外来で点滴しているうちに、元気になってしゃべりだした。難聴もあるが、まったく質問とは違う話をずっと話している。夕方まで点滴して、介護タクシーで帰宅とした。改善しない時は入院にする旨を伝えた。

 今日も食べられないと連れてきた。念のため上部消化管内視鏡検査をしたが、過形成性ポリープのみで食べられなくなるような病変はなかった(CTでちょっと気になるところがあった)。娘さんが付き添うというので、入院して数日経過をみることにした。奥さんまでいっしょに病院にいるという(自宅にひとりでいられないようだ)。当院らしい入院ではある。夜中ずっとしゃべっていて困っていたらしいが、介護保険は受けていなかった。入浴はいやがるというが、確かに汚い。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする