「ニッチなディジーズ」國松淳和著(金原出版)を読んでいる。カタマリをつくらないリンパ腫から始まって、「みたことのない病気を診断するための講義」だそうだ。当院でも以前にangioimmunoblastic T-cell lymphomaやprimary effusion lymphomaの症例があった。
ちょうどCareNeTVで国立国際研究センター総合診療科presents内科インテンシブレビューが始まった。1回目は國松先生で、その前の不明熱の講義と同様の明快な話をされていた。「内科で診る不定愁訴」中山書店に続いて、いい本だと思う。「Fever」金原出版にも執筆されているが、「不明熱」の単著も期待したい。
「IgG4関連疾患」の本が出たので、アマゾンで注文した。届くのが楽しみ。今日は病院経営改善の会議があり、2時間かってやっと終わった。
地域の基幹病院は看護師不足から病棟ひとつが閉鎖に追い込まれた。そちらの院長先生が当院の院長に、急性期を過ぎた患者さんの受け入れをよろしく頼むと挨拶に来たそうだ。特に循環器疾患は急性期を脱したらすぐにでも転院にしたいらしい。院長先生から、「循環器科常勤医が不在になる当院で受け入れができるか」と訊かれた。「まさかハンプ点滴静注のままでは転院にしないでしょうから、受けますよ」とは言ったが、本当に大丈夫かな。