東久留米の『世界』昼の部、5月例会の報告
18日(水)4時より、東久留米生涯学習センター学習会議室5で、東久留米の『世界』を読む会・昼の部の5月例会が行われました。7名の参加でした。
■第一テーマ・東大作「世界大戦をどう防ぐのか」は、3カ月に及び、終わりの見えないウクライナ戦争という重い課題でした。この戦争をどう捉えるか、という論点での意見交流、それから、筆者の問題提起に従って、どのようなシナリオが可能性があるのかの討論をしました。シナリオ②の「妥協」への道が近いようだという声が強かったです。どちら側ももうもたないのでは、という観測も。一刻も早く解決して欲しいし、この解決が、より良い明日の世界を開く方向に進んで欲しいと願います。
会の時間の半分をこのテーマに費やしましたが、それでも語りきれない大きな課題でした。
■第二テーマ・芦部信喜「新憲法とわれらの覚悟」は、終戦後わずかな時期に書かれたもので、筆者の先見性に感心するという声が多かったですが、時流に乗った上滑りのものではないかというシニカルな見方もありました。被治者根性とか政治的無関心とかは、筆者が不安視したことは、現代ではさらに色濃く感じられると、現状批判の声も強かったです。
■第三テーマ・山本龍彦「デジタル化する世界と憲法」は、DPFの巨大な力を前に、憲法、立憲主義が対応を迫られている状況を受け取りました。「基本的人権」などの憲法理解も深める内容で、よい勉強になったという感想が多かったです。
■ その他の5月号のお薦めは
・須山 「沖縄返還交渉の歴史的陥穽」 豊下楢彦
でした。
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)6月例会のお知らせ
●日 時 6月15日(水) 午後4時
●場 所 生涯学習センター集会学習室3
●持ち物 雑誌『世界』6月号
○共通テーマ
・「エネルギー危機のヨーロッパ」 ミランダ・シュラーズ
・「核軍縮の必要と必然」 中満 泉
・「リベラル政党の「可能性」と「不可能性」」
杉田 敦×齋藤純一
※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com
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