『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

東久留米のzoomの『世界』を読む会・2月例会は、3名で。

2024-02-15 18:50:11 | 日記
 東久留米の『世界』zoom・2月例会の報告
 
 2月14日(水)、午後7時より、東久留米の『世界』を読む会・zoomの2月例会が3名の参加で行われました。
 
 ■今月のテーマは
 ・小熊英二「戦後日本の「リベラル」と平和主義」
 ・杉田敦×五野井郁夫×池田弘乃「「リベラルである」とはどういうことか」
 ・小針誠×森いづみの「小学・中学受験のリアル」
 ・福嶋尚子「給食費無償化はなぜ必要か?」
   の4本でした。
 
 第一テーマの小熊英二の「戦後日本の「リベラル」と平和主義」では、戦後史というものは初めてで、自分たちの生きた時代を把握する良いテキストになっているという声。戦争の悲劇を二度と繰り返したくないという思いが強かった戦後、それが安倍政権当たりから忘れ去られる状況が生まれている。戦後民主主義世代は、若い世代に伝えるという最後の仕事がありますね、と話されました。
 第三テーマの小針誠×森いづみの「小学・中学受験のリアル」にも時間を掛けて話し合いました。受験勉強って面白くないよね。エスカレーター式に子どもを大学へ、そして大企業へ、公務員へということでは、社会はゆがんだものになるはずだ、と。「リアル」ということで、そんなひどい状況ではないよ、というような言い方だが、〔p.136〕の鳥羽和久「受験後遺症の大人たちが子どもを追い詰める」に書かれている、受験の弊害の方が「リアル」なんじゃないか、と。話されました。
 
 ■その他のお薦め
 ・須山 「壊れた対話を取り戻す」     星 暁雄
     「論破と対話」          小川公代
 
◎ 東久留米の『世界』を読む会、3月例会のお知らせ
 ●日 時 3月13日(水) 午後7時
 ●zoomでのオンライン開催
  参加希望の方は、メールを下さい。案内を送ります。
 ●持ち物 雑誌『世界』3月号
 ○共通テーマ
 ・「金権体質をしつこく、問い続けよう」  三浦まり
 ・「ショアーからナクバへ、世界への責任」 高橋哲哉
 ・「低賃金社会はなぜ続くのか」      田中洋子
 ・「「人道的軍縮」の限界」        榎本珠良
 ※ 第2水曜が定例です。ご承知ください。
 ※ 他に、昼の部として、第3水曜、4時から会場で行なう会もあります。
 ● 連絡先 須山
               suyaman50@gmail.com
 
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