練馬の『世界』を読む会、2月例会の報告
2月22日午後1時から、光が丘図書館の第二会議室で、いつものようにコーヒーとスイーツ(今回はシュークリーム)をつまみながらの会でした。初めての手作りシュークリームは大変好評でした。ひとしきり、スイーツ作りの経験や失敗談が出されました。みなさんが、マーマレード作りなどの多彩な経験をお持ちのようでした。気温の変化の激しい折から体調を崩した方が複数あって、参加は5名でした。
今月のテーマは
・「戦後日本の『リベラル』と平和主義」 小熊英二
・「『世界』の起源」 石川健治
・「不正入試事件が示す社会的空気」 中村髙泰
・「AIをクィアする」 清水知子
以上の4本でした。
「リベラル」について歴史的経緯が整理されているので、それぞれの経験に照らし合わせながら話が弾みました。4~5名の人数だと、テーマを深めるというよりは、比較的自由にそれぞれの経験を話すことが出来て、お互いの生きてきた歴史や生活がわかってお互いを深く理解することができる利点があります。お互いの意外な背景がわかって、なかなか話が尽きなくなります。「受験」のテーマについては、お互いの子供時代のことや、現代の大学のヒドイ状況なども話されて、私たちが生きてきた戦後民主主義の教育制度や内実が、ほぼ完全に崩されてしまったことに対する慨嘆が、全員から語られました。
AIについては、理解するにも大変な困難があることがみなさんに共通した悩みでした。「AIをクィアする」という、論文の言葉の意味がよくわからないということで、みんなで考えたのですがやはりわからないままに終わってしまいました。気が付いたら、前回と同様に今回も3時間半を超えてしまっていて、急いで部屋を片付けることになりました。
◎ 練馬の『世界』を読む会、3月例会 の予定
●日 時 3月21日(木) 午後1時~4時
※ 第三木曜日が定例です。
●場 所 光が丘図書館・視聴覚室
●持ち物 雑誌『世界』3月号
○共通テーマ
・「自己保身という政治刷新」 沢田大樹
・「能登半島地震と活断層」 鈴木康弘
・「低賃金社会はなぜ続くのか」 田中洋子
・「ショアーからナクバへ、世界の責任」 高橋哲哉
● 連絡先 須山 suyaman50@gmail.com