練馬の『世界』を読む会・2月例会の報告
練馬の『世界』を読む会・2月例会が、2月20日(木)、午後1時から、光が丘図書館第二会議室で、8名の参加で行われました。
本日のスイーツは、巻さん手作りの新作「フィナンシェ」と、その他2種の甘い物でした。美味しいコーヒーと一緒に頂きました。
■ 今月のテーマは
・趙慶喜「韓国 女性たちの「消えない光」」
・村山浩昭×須﨑友里「「人質司法」打破の鍵」
・木原育子「フェリンゴ女子刑務所へようこそ」
・南 彰「「危険な抗議活動」だったのか」
の4本でした。
◎ 第一テーマ・趙慶喜「韓国 女性たちの「消えない光」」
韓国の民主主義の高いレベル、特に若い女性の世界に先駆けた運動はすごい。K-POPなどの文化の位置付けも日本とは違う。事の重大さにしては、日本での報道は重視していない観がある。
◎ 第二テーマ・村山浩昭×須﨑友里「「人質司法」打破の鍵」
ようやく取りかかり始めたが、日本の検察制度は人権無視が甚だしい。国民の処罰感情も問題の根源に。
◎ 第三テーマ・木原育子「フェリンゴ女子刑務所へようこそ」
二〇二四年から、刑務所改革が始まっていたとは知らなかった。一九〇八年以来の改正だとは。囚人を社会的に差別・排除する考え方に染まっている。管理的な学校を人間関係の豊かな学校に変えること、軍事力でなく、信頼関係で平和を守ることと、通底している。そういうリベラルな方向への進歩が、今逆コースに陥っていることを危惧する。
◎ 第4テーマ・南 彰「「危険な抗議活動」だったのか」
沖縄の安和桟橋事故を巡る経緯は知らなかった。報道が歪められていたように思う。真実を伝える南さんの仕事は重要だ。
などと、話し合いました。
■2月号のその他のお勧めは
・吉田 「既存メディアは底力を見せるときだ」 池上 彰
・巻 「アウシュビッツの焼却炉」 中村真人
・野口 「日本の「野心度」は誰が決めるのか」 江守正多
「ウクライナ戦争の戦争責任をどう論じるか」宇田川幸大
・須山 「戒厳令の夜」 金承福
でした。
◎ 練馬の『世界』を読む会、3月例会 の予定
●日 時 3月20日(木) 午後1時~4時
※ 第三木曜日が定例です。
●場 所 光が丘図書館・第一会議室
●持ち物 雑誌『世界』3月号
○共通テーマ
・「戒厳令とK-POP」 金成玟
・「いじめ後遺症」 斎藤 環
・「日本学術会議「法人化」論の四つ誤謬」小森田秋夫
・「子どもを産み育てられない社会」 永瀬伸子
● 連絡先 須山 suyaman50@gmail.com
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