『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

富岡の『世界』、3月例会は8名で。

2021-03-17 23:27:59 | 日記
 3月17日(水)、富岡の『世界』を読む会が行われました。
 「寒い」吉井町の西部コミュニティーセンターへ、皆さん重装備の用意で集まりましたが、さすがに3月、春、太陽の光が部屋を暖めてくれて、寒さは全く感じられませんでした。春の光のように希望が溢れる「世界」であって欲しいものですが。
 
 このところしっかり集まる8名のフルメンバーでの会となりました。
 まず、「核兵器問題」から。
 今朝、英国のジョンソン首相が核軍拡を宣言したということで、核問題はますます泥沼という恐ろしい状況の中での討議になりました。トランプが核軍縮の様々な取り組みの積み重ねをことごとく壊してしまった尻拭いをバイデンはどうやるのでしょうか。アメリカの大統領が「核のボタン」を持って歩いている姿がリアルな恐怖です。
 我が日本は、あたかも準核保有国と言えるような状況、日本の支配層には核武装論者があり、政治家は核抑止論にすっぽりはまっている。それを許している国民は……。
 川崎哲さんらの作っている、スマホの「議員ウォッチ」には、議員だけでなく、全国市区町村の核兵器禁止条約への賛同の状況が表示されているので、市民は各自治体議員に働きかけることは出来そうだし、総選挙では立候補者に核兵器禁止条約への賛否を問うことも出来るだろう、などと、市民とした何とかせねばという討議でした。
 次の、NHKの問題では、2001年の「ETV2001・シリーズ戦争をどう裁くか、第2回 問われる戦時性暴力」に対して、安倍、中川ら政治家によってなされた番組改編への圧力が、今回の「かんぽ」「学術会議」を巡る報道で「再び」なされているのだという、2001年の当事者としての長井氏の訴えだということで、放送の「独立性」をどう確保するのかという課題が、日本は大きく遅れていることへの懸念が語られました。また「オリンピック」にメディアが踏み込まない状況は、目の前の些事への対応に逃げ込むことで大局的な問題への責任から逃れようとする、あの戦争の破局への進行を食い止められなかった心性と同根の問題ではないかなどと。果たして、オリンピックはどうなるのでしょう。
 
 
・今月のテーマは
 Ⅰ 核兵器禁止問題
  ・「バイデンが直面する「核の多次元方程式」」  太田昌克
  ・「核兵器の終わりが始まった」    川崎 哲(12月号)
 Ⅱ メディア論
  ・「NHKは再び政治権力に屈するのか」     長井 暁
  ・「メディア批評 第159回」        神保太郎
      でした。
 ・3月号のお勧めは
 ■郡山 ・「すぐそこにある世界 第24回」
                師岡カリーマ・エルサムニー
 ■島崎 ・「香害」                水野玲子
     ・「生態系とヒトを蝕み続ける農薬」   岡野幹治
      でした。
 
◎ 富岡の雑誌『世界』を読む会、4月例会 の予定
 ●日 時 4月14日(水)
 ●場 所 吉井町西部コミュニティセンター
        吉井町長根174-6
 ●時 間 午前9時半
 ●持ち物 雑誌『世界』4月号   
 ○共通テーマ
  ・「パンデミック監視資本主義の台頭」    小笠原みどり
   ・「中国デジタル革命と監視社会の行方」    倉澤治雄
   ・「人々による人々のためのデジタル社会へ」  内田聖子
  ・「対等な日米関係?」             猿田佐世
  ・「誰が廃炉にするのか?」           筒井哲郎
   ・「廃炉への現実的道筋を提起する」     (2月号)
       です。 
 
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