練馬の『世界』を読む会・12月例会の報告
12月16日(木)、練馬の「世界」を読む会・12月例会が行われました。定例会場の光ケ丘図書館の明るい会議室で、新しい方を含めて9名参加のにぎやかな会になりました。巻さん提供の手作り羊羮と珈琲のセットをご馳走さまでした。
今月のテーマは
・「「ニュース女子」事件とは何だったのか」 辛淑玉
・「日本における学術と政治」 岡田正則
・「メルケルとは何者だったのか」 板橋拓己
・「コロナと法」 永井幸寿
でした。
話し合いの内容を整理することは力不足で出来ませんので、印象に残ったことをメモします。
・「公民」(市民ではなく)という考え方が、主体的に権力に同調する考え方で、戦争へと進んだ時代から現代へ続いている。
高校の社会科が「公民」(必修)となって、その中に「公共」(選択)があるような形になっている。
・「我が国」という言い方を自然にしているが、国が内面化していることだ。「日本語」と言わないで「国語」と言う。
・戦後教育の変遷では、池田・ロバートソン会談が節目になっている。
戦前の状況について、個人的体験などから突っ込んだ話し合いが行われました。戦前、そして戦後、今という流れの中で現実把握することが大切だと改めて思いました。
そして、昨今の政治状況は、再び過ちを犯してもおかしくない状況の進展で、世間にいるとどうにかなってしまいそうで、この『世界』を読む会の場が、「正気」を取り戻す、精神救済の場所になっているという思いがしました。
皆さん、ここでは、とてもいい笑顔を交わしていると。
■12月号のお薦めは
・橋本 「関西生コン弾圧と産業労働運動、そしてジャーナリスト・ユニオン(下)」 花田達朗
でした。
◎ 練馬の『世界』を読む会、1月例会 の予定
●日 時 1月20日(木) 午後1時~4時
●場 所 光が丘図書館
●持ち物 雑誌『世界』1月号
○共通テーマ
・「デジタル・デモクラシー」 内田聖子
・「ケア/ジェンダー/民主主義」 岡野八代
・「気候民主主義へ」 三上直之
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com
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