豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

木造在来工法を見直そう…北斗市

2011-07-09 16:34:40 | ファース本部
数百万戸以上も住宅が余剰している中で大量生産の時代は、完全に終わりを告げたと云ってもよさそうです。
大量販売を行ってきたハウスメーカーは、売り物を高齢者用マンションや老後介護住宅へとシフトする傾向が見受けられます。

私達、地域密着の小さな工務店は、愚直にもリフォームなどの小さな仕事をこなしながら、その先に行きつく建替え新築工事を受注する機会があります。
地域振興を目論むならば、その地域の山林の木を、その地域の製材所で加工し、その地域の木材店から購入しては…

地域工務店が建築する家は、日本古来の木造在来軸組み工法が基本となるでしょう。
鉄骨プレハブや2×4は、造り易い売り易いなど、主に売り手の都合で出来上がりました。
本来の家づくりは、日本の気候風土に見合った昔ながらの在来工法が有効です。

土台、柱、間柱、梁、貫、桁、まぐさ、束、そして筋交いなどの木材を上手に組み合わせて軸組み工法は出来上がります。
そして過去には100年、200年の寿命を誇って来ました。
一方30年寿命の量産住宅は、使い捨てのように家を造ってきました。

日本の全国各地には豊富な森林資源が存在します。
しかしその国内の森林が安価な輸入材に価格で太刀打ちできず、荒れ放題になっている現実があります。
本当のエコとは、森林の緑を取り戻し、その木材で昔のような長持ちする家づくりを行う事では。

今日は、札幌から住宅雑誌リプラン、社長兼編集長の三木圭吾さん(写真)にご来社戴きました。
住宅雑誌リプランは、記事と写真との構成がエンドユーザー、サブユーザーから高い評価があります。
三木社長は、リプランの全国版発行を準備しているそうです。

三木社長には、緑豊かな日本の風土や住宅文化は地域工務店が施工する在来軸組み工法で、との強い信念が垣間見られます。
私達とも家づくりにおける思想信条が共通しています。
リプラン誌面からは、家づくりの温もりを感じますので是非、書店でお買い求めを…

さて今日も過ごし易い土曜日でしたが、この時間になって雨が降り出してきました。
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