大きな出来事を見過ごす事は、少ないと思われます。
ところが小さな出来事はついつい見過ごす場合が多いのです。
私達の住宅システムの研究は、この小さな出来事を見過ごして悔いを残す事が多いのです。
画期的な技術でも、それを運用する際の小さなミスで瓦解してしまう場合があります。
私達は、何回も失敗ばかりを重ねてきたように思えてなりません。
私が開発した「ファースの家」などは、その失敗の延長線上に存在しているように思います。
時には、凹んでしまい、陰気になり、やる気を失せた時も少なくありません。
私は現在のファース工法でも、決して十分に満足しているわけではありません。
住宅システム開発における葛藤は、おそらく永遠にわたり続くと思われます。
世間の人々も見えないところでは、私と同じような失敗を繰り返しているのでしょう。
私達は、実に小さくてつまらない事が気になり、身動きが取れなくなる事もあります。
反面、その小さな事が動機となって大きな発見やインスピレーションが湧き出る時も。
大きな出来事も、小さな出来事でも、その裏側には思慮深い事情が秘めていそうです。
私達は、大勢の人に支えられ、教えられ、その窮地から脱出するすべを知って来ました。
私達が行うモノづくりの失敗は、根気よく取り組めば克服できるものです。
しかし人様への信頼の回復には、心からの徹底したアフターが求められるようです。
壊れたモノは直せても、失った信頼を取り戻すには途方もない時間が掛かるのです。
私達の研究開発は、その向こうにいる人々の存在を常に意識しておく必要がありそうです。
写真は、学校行事でいつもより早めに下校する上磯中学校の生徒達です。
この子供達の総ての未来に、大きな光明のある事を念じたいものです。
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