お菓子や海苔などの乾燥状態を保持するため、透湿性の袋にパックされた乾燥剤の多くがシリカゲルです。
シリカゲルは、表面積が莫大に大きく、僅か1gでもその表面積がテニスコートの一面に相当するとも云います。
地球を形成するケイ素で出来ており、人畜無害で自然に還る素材です。
乾燥剤のシリカゲルは、湿気を吸ったら天日で干すか、フライパンで蒸発させると何回も再活用が出来ます。
物質極性の違いで分離を行う事をクロマトグラフィーと云いますが、この担体としても利用されています。
この場合は、ケイ酸末端がSi=0でなく、Si(OH)2になるように処理されています。
自然物なので食品などや薬品、またビールの濾過材などとしても使用されています。
私達のファース工法は特別に処方したシリカゲルを床下に約300㎏を敷設しており、理論上240リッターもの水を溜め、それを蒸発させて家屋内の乾き過ぎや多湿を防いでいます。
今日は、国内シリカゲル最大手で私達の調湿材ファースシリカの開発者でもある富士シリシア化学の工学博士、伊藤睦弘さま(写真)と意見交換ができました。
単なる調湿材ではなく、シリカゲルの潜在特性を引き出す新素材の開発も出来そうです。
さて、葉桜状態の東京をあとにして明日は雪が降る予報のある北斗市本社に帰社しました。
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