「家って何か」
私は、40年前に工務店経営を専業としてまもなく、こんな単純な疑問を持ったものです。
家づくりの技術的問題や人間的不信感に戸惑い、袋小路に嵌って立ち往生を。
「住む人が幸せになれる家を」
私は、名高な先生の研究された公的な仕様書でつくる家は間違いないと信じていました。
中卒の私は、徹底してその仕様の通り、忠実に家づくりを行いました。
それでもお施主様も建築した工務店経営者の私も、満足する家とは程遠いものに。
建設白書では、その偉い先生が研究した仕様書で家を建てた日本の住宅寿命が30年です。先進国ではワーストワンと不名誉な指摘を受けております。
特に断熱性能では、先進国で最も劣悪な評価を受けているのです。
「科学は疑う事から」、「愛は信ずる事から」と言います。
人を信じられないと言う事は、自らの幸せをつみ取る事に遠回り。
私はこの基本を知りつつも、家づくりの現場に疑う科学を持ち込みざるを得ませんでした。
今日は東京に住む孫息子の入学式に参加してきました。(写真は式次第)
その中高一貫校の筑駒中は、卒業生の大半が東京大学に進むそうです。
校長先生の式辞で「自由に学び研究する事だ」の信念で学校経営を行っているそうです。
疑う事も、信じる事も、夫々の個人の自由なのだと……筑駒はそれを実践しています。
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