豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

内断熱と外断熱のどちらが良いのか…北斗市

2018-04-15 15:09:25 | ファース本部

内断熱とは、外壁を構成する外壁材と内壁材と柱や間柱の間に断熱材を入れる方法です。
グラスウール断熱、セルロースファイバー断熱等はその典型です。
これらの断熱材は、乾燥した空気を静止させて断熱効果を発揮します。

ところがこの密閉状態では、腐食菌に侵され易くなり、内断熱のウイークポイントです。
高温多湿の日本風土は、開放文化が根付いていましたが、これを生かせないのが内断熱。
内断熱工法の場合は、外気の影響と、家屋内からの影響をまともに断熱材が受けます。

氷点下の外気温の時、室内を20度以上にしている時、人の生活で発生した湿気が、内側から壁の中に侵入して、この低温になった外壁材にくっつく現象が起きます。
内部結露といいますが水滴に至らなくとも周辺の含水量を増加させます。
一気に腐朽菌が発生させて構造部材が腐ってしまう事象を多く目にしてきました。

湿気が入らないようにするため、気密ポリフィルムを内側から張る方法があります。
しかし、入った湿気が出難くなり、内部結露の根本的改善とは云えないようです。
とはいえ躯体の外側に断熱材を張る外断熱方法を、手放しで推奨する訳にも参りません。

床、壁、天井との納め方には、内断熱よりはるかに難しい施工技術を伴います。
写真は、私達のファース工法ですが、全室輻射熱暖房を行っており、各断熱特性を活かして断熱気密施工の責任施工体制をつくっています。
さて、今日の日曜日は一般ユーザー様から内断熱と外断熱に比較相談があり出社しました。

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