木造の家は、土台、柱、梁、桁などと木材を上手に組み込ませて構造物に致します。
木と木をホゾと言う特殊な仕口で組み込みます。
釜継ぎと追っかけ継ぎ手などと様々な仕口種類があります。
大工さんは、その木の目を確認してから確実に絡まり易い継ぎ手を刻みます。
木材はどんなに長期間乾燥させても、込み込んだ家では更に乾燥収縮を致します。
その収縮度合いが木の年輪、木の目などで大きく異なるからです。
樹木が育って行く環境は、木材となった時の特性に大きく影響します。
木材には「板目」の雲形状の模様と、「柾目」と言う年輪の平行模様とがあります。
大工さんの匠の技とは、この年輪に目を読む事がとても大きな要素となります。
年輪の輪の数はその樹の年齢を表す事は誰もが知っています。
その年輪の間隔を見る事で、樹の育った環境を読み取る事も可能です。
丸い年輪の切り口で、南面に向かった方はその間隔が北面より広くなっています。
またその年輪の間隔から、その樹の東西南北の状況を読み取る事も可能です。
南に向いていても、南面に大きな樹木などで日陰を作っていれば、西か東から太陽の恵みを取る機能が樹には本能的に備わっているからです。
木造住宅は木材の収縮(ファースのエアクララはその収縮に追随する)で色々な事象が発生しますが、その出来事を楽しめるヒトこそ本当の家づくりを知った人だと思われます。
「#ファース工法」は、鉄骨でも出来ますが、木造の動きを楽しむ家づくりも醍醐味です。
手刻みにの地元産木材を使用する事は「#SDGs」の理念にも通じます。
毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
