私は、昭和60年に住宅内の暖房、給湯、厨房で使用するエネルギーを総て電気にしました。
石油やガスを燃やすには大量の酸素導入と排気量が必要となり、湿度管理が困難です。
湿度も潜熱と云う熱であり、気温20℃の時に湿度50%は18.5℃の熱に相当します。
夏場の気温30℃で湿度50%は潜熱が34℃となり64℃の熱の中にいることになります。
この湿度を一定化させるには、先ず構造体を硬質樹脂でシームレス状にスッポリと包み込み外気の影響を受けないようにする必要がありました。
そのことで必然的に燃焼ガスの出さない電化住宅が必須となりました。
昭和60年に電力会社に赴いたのですが、当時は深夜電力活用のための電気温水器が店頭に並んでありました。
つまり給湯は電化されていたことになります。
石油を燃やして電気をつくり、その電気が石油やガスを凌駕する事などを在り得ないと思うのは当然です。
最初は、電力会社も興味すら示さず私は人々に、奇人変人だと言われたものです。
その中で関心を持つ工務店経営者もいましたが、私と同じ奇人変人の類だったのでしょう。
そのような工務店経営者がいなければオール電化住宅などは普及しなかったと思われます。
写真は社歴12年同時採用の研究開発室の研究員、冨田君(左)と藤木君ですが彼らが現在を牽引しています。
現在は、誰も彼らを奇人変人とは云わなくなりました。
全電化、樹脂断熱、調湿性能、冷房対応などを日本で始めて採用して出来たファース工法、その工法を他の工務店に薦め、更にはその工務店の経営者が建主さんに薦めるのです。
同じような志を持った方々が参集したのが「#ファース」グループの工務店さんです。
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