弊社の北斗市本社では、当番制で朝礼スピーチを行っております。
朝礼参加者全員の一言コメントの後に、当番者の朝礼スピーチが始まります。
ほぼ毎月一回程度の順番が回ってきまので、それなりのテーマを決めているようです。
普段は喋り慣れている人でも、いざスピーチの場に立つと少なからず緊張感で硬くなるものです。弊社の朝礼スピーチには会社からのテーマを一切定めておりません。
話したい話を話したいように話せば良いと云うのがコンセプトです。
それでも朝礼スピーチですから、朝から暗い話題は不向きなのでしょう。
多くは心温まる話題を話してくれているようです。
仕事で失敗した事、家族との触れ合い、ペットとの話題などもあります。
そもそもスピーチから受ける印象の大部分が、言葉ではなく話す人の表情、態度、しぐさ等の非言語要素によるものだと云われます。
私は青年会議所で3分間スピーチの特訓を何回も繰り返し受けた事があります。
3分間スピーチは、話に引き込む「導入」が大切ですが、冒頭での3秒くらいの「間」をとっている間の目線や表情、態度、しぐさも重要です。
この「間」は、聴く人にとって何を話すのだろうと興味を持って耳を傾ける大切な瞬間です。
活き活きと明朗闊達で、表情を明るくすることで良い印象が残るものです。
「何を話したか」は、ほぼ聴いている人の頭には残っておらず、印象だけが残るのです。
スピーチ全体が「心温まる」ものであれば、朝礼スピーチは大成功と云えそうです。
写真は、次回スピーチ者がタイムキーパーとなり、残り時間を教えます。