国鉄の分割民営化でJR北海道が設立されたのは、1987年4月1日である。
政府は特殊環境にあるJR北海道に鉄道事業で利益など最初から指向していませんでした。JR北海道に6822億円の経営安定基金を設定し、この基金運用益で事業を行っています。
2016年度を例上げるとの経営安定基金の運用益は236億円であったが、JR北海道の鉄道事業で534億円の損失を計上したため全く補えず、さらに298億円の損失が残ります。
これまでしてJR北海道を存続させるには、相応の訳があるのです。
北海道は我国最大の食糧生産と供給を担っております。
北海道での食糧生産がなければ自給率が極めて悪くなってしまいます。
カロリーベース食糧自給率200%の北海道がトップで2位の秋田、山形、青森、岩手に大きな差をつけております。
生産ベースでは1位が宮崎県の自給率248%、鹿児島、青森、北海道、岩手と続きます。
いずれしても国内の食糧生産基地として北海道の存在は、極めて大きいのです。
青函トンネルには、新幹線を通すと同時に貨物列車を通しております。
JR北海道は鉄道収益だけでない、存在意義があることを知っておかなければなりません。
真冬の北の大地、北海道は全面が雪原に覆いつくされます。
この雪原が水元となって大地を潤し、日本国民に必要な食糧を生産しているのです。
国産食糧を運搬するための鉄道の存在は、損益計算だけで断ずる訳には行かないようです。
それでも民間会社である以上は、利潤追求の工夫を促すのは当然でもあります。
写真は私が利用する特急スーパーですが、このファース本部本社近くの新函館北斗駅から札幌駅まで3時間30分で行き来します。北海道はでかいのです。