外断熱は、構造躯体の外側に断熱材、おもに断熱パネルを貼り付けます。
構造躯体が断熱層の内側に入るので、蓄熱容量が増えるので室内温度が安定します。
内断熱は、内壁と外壁の間に断熱材を充填する一般的な断熱工法です。
外断熱は、冷房にしろ、暖房にしろ、設定室温にするまでには、構造部材が熱を溜めるために時間が掛りますが、内断熱は短時間で冷暖房が出来ます。
外断熱も内断熱も一長一短があると云う事です。
写真は、ファースボードと云われるファース工法専用の外断熱ボードです。
ファース工法は、スプレー発泡断熱を行うのですが、そのスプレー発泡断熱材を密着させるのがこのファースボードであり、内側に密着性、外側に遮熱性の機能を持たせました。
断熱ボード外断熱工法では、床と壁、壁と屋根や天井との合わせ目に隙間をつくらないような工夫が必要ですが、この「#ファース工法」の遣り方では一気に断熱気密性能を確保します。
この外内併用断熱工法に辿り付くまでには、多くの試行錯誤と実験の繰り返しを行ました。
さて、今日は日曜日で社内は静まり返っておりますが、一般ユーザー様から内断熱、外断熱工法に関する問い合わせがあり、回答のために出社しました。
幾つかのデータを示しましたが、決めるのはユーザー様ご自身です。