家づくり計画の際は、床下の湿気環境を徹底管理することが重要になります。
地べたより床下面の高さは、150ミリ以上高くすることが望ましいと思われます。
その床下面には、コンクリートでもポリフィルム等の防水シートの敷設が鉄則です。
床下の多湿化は、土台(木材)の含水量に変化を与える場合があります。
北側の土台は、低温になっている部分の木材含水量が増加しています。
含水量15%の土台でも20・30%に増え腐朽菌によって腐り始める場合もあるのです。
雨水が地べたを浸透して床下に回ると、床下湿度が80%まで上昇している場合があります。
80%の時は、気温が30℃で露点温度(結露が始まる温度)が26℃です。
北側土台温度が26℃以下の場合は、湿気が木材に凝縮(吸収)されて含水量増加します。
私達のファースの家は、床下環境の整備が先決で、床下で空気洗浄、調湿を行います。
床下を完全乾燥にしてから、シリカゲルを処方改善したファースシリカを敷設します。
家全体の空気をこのファースシリカ(写真)に触れさすことで、湿気を吸着(40坪の家で約200リッター)し、乾燥した時には放出させる機能を持たせています。
このような機能を持たせるためには、GLと床下面の高さが重要となります。
この床下環境の良好性は、家の健康と住む人の健康に直結していると言えそうです。
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