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開発仲間がいなくなる…北斗市・本社~函館空港~羽田空港~那須塩原市~東京都内
ないものを創り上げるには、周りの人の理解を得るのがとても難しいものです。
夢物語には、時間とお金をかけるだけ社会は甘くありません。
それでも誰かが遣らなければ、イノベーションは成し遂げられません。
ファース工法の開発にも多くの方々を戸惑わせたものです。
可燃性の樹脂スプレー発泡断熱などは、そもそも誰もが見向きもしないと思いました。
しかし、完璧な気密性や断熱住宅を構築するには、遣り遂げなければなりませんでした。
5年がかりで公的認定を交付されたら、次々と類似工法が出来上がりました。
住宅は断熱気密だけで出来るわけでありません。
特に開口部は、ガラス面から多大な熱を出入りさせます。
このガラスの断熱性能に尽力したのが、栃木県那須塩原市の星野アルミ建材株式会社です。
特に副社長に磯 宗秋さんは、色々なガラスの組み合わせを創ってくれました。
ファース本部は、加熱式ガラス性能実験装置を北斗市本社に造りました。
この実験装置に磯副社長は、那須塩原市から何度も実験ガラスを持ち込み試験しました。
その回数は20回にも及びその結果、U値0.23とグラスウール断熱材250㎜に相当するガラスの壁を創ることに成功しました。
現在は経年劣化率の研修中ですが既に3年が経過しても、性能劣化など全くありません。
この超高断熱ガラス開口部を市販する準備の模索中に、磯副社長の急逝の報せでした。
磯 副社長がいなければ出来なかった製品、一緒に拡販できる状況を見たかったのです。
ようやく本日になって磯さんのご自宅を訪問して、仏前に焼香させて頂きました。
画像は東京事務所、藤原智仁君を伴い、星野アルミ建材社長夫人に送迎して頂きました。
大切な開発仲間を亡くし、帰りの新幹線では、悔し涙が……
「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」
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