ある人のブログを見ていたら、コンサートの話が出ていた。
ゲネプロでステージに上がったら、ベーゼンドルファーが置いてあって、でも気持ちよかったわ~って話なんだけど、、、
一昔前なら、ステージに上がって、ピアノがベーゼンドルファーとかベヒシュタインなんかがおいてあるとみんな構えてしまって、それだけで上がる人もいたんですよね。世の中が大らかになってきたのかな~
ベーゼンドルファーやベヒシュタインは独特の癖があるから、それが判っている人は、低音部を抑えるとか、全体にフォルテを弱くするとか、それなりの苦労をするんだけど、、、
リハーサルをやらないのはプロの自覚がない?
でも、プロだからこそ、結構そんな場面に行き当たることがあるんですよ。
知り合いのピアニストは客の前で引き始めたら、なんとチューニングしていないピアノだったって泣いていたし、
友達のフルーティストはホールへ行ったらデッドなホールで、音がすかすか、
彼は大器だって評判で学校を卒業して、その演奏会をやって、一月もしないうちに病気になって笛がふけなくなってしまった。プロとしての最初で最後の演奏会だったんです。
プロなら、いつでも最低限の結果が出せるように、前もっての調べも、用意も必要だけど、、、、世の中何があるか判らない。
そんなスリルにはまっちゃうと末は賭博師?
ねぇ、そうは思いません?