夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

パピーウォーカー

2007年07月23日 10時56分45秒 |  姥捨て山は大騒ぎ
名古屋で介護犬の協会が、パピーウォーカーを認定し犬を預けるセレモニーをしたことがニュースになっていた。

盲導犬協会やいろんな介護犬を育てている協会がパピーウォーカーを募集している。
トレーニング施設もそれほど遠くないところにあるし、私の普段の散歩コースは犬の天国。犬は好きだし、少しでも世のお役に立ち、そして自分の散歩の励みにでもなればと、真剣にパピーウォーカーになることを考えたのだけど、無理みたいだった。

一つはつなぎっぱなしの犬というのがどうも我慢がならないというのがある。責任を持って預かる立場なら散歩をしていても、リードをはずして走らせるということは無理だろうし、、

それに東京や房総と年中動き回っている。それにいっしょに連れまわしたら落ち着きのない犬ができるかもしれないという恐れがある。

でも決定的に、駄目を出したのが、ある協会が老人のいる家庭では不可という条件。老人がどの程度の人を指すのかわからないけど、老人こそ時間があり、散歩を必要としていて、社会とも縁が切れてそれに変わるコミュニケーションの相手を探している、こんなにふさわしいパピーウォーカーはいないのじゃないかと思うのだけど。


それにそれができれば、介護犬を育てることだけではなく、老人に生きがいをスポーツのチャンス、そして散歩を通じてのほかの人との接触のチャンスを与えることにもなると思うのだけど。

地域の老人を町会の活動にもっと積極的に招待しようよって折があるたびに口にしている私としては、凄く残念な条件だった。

まあ、パピーウォーカーだけではなく、私たちがお手伝いできることとしては訓練途中で失格になった介護犬を引き取ったり、引退した介護犬の余生を守るというような関係のつけ方もあるのだけど。