夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

ショカッサイとミツバチ そしてスイセン いすみ市岬町から

2009年03月17日 08時10分35秒 |  岬な日々

カテゴリーが岬な日々になっていますけど、岬にいるわけではありません。
写真を撮る時間がありませんので、お蔵から引っ張り出してきたものです。
3月14日に岬で撮った写真です。

でも暖かくなりましたね。
昨日が17度、今日は18度、明日、あさっては20度、21度なんだそうで、一直線に春本番、頭のどこかでは赤ランプが点滅して、ソメイヨシノが咲き始めるよって注意を促しています。ソメイヨシノが悪いとは言わないけど、あの花見の喧騒はちょっと苦手。
私は緋寒桜や河津桜(伊豆などの名所以外で見るもの)なら、人もそんなに集まってこないし、まだ冬の名残が残っている中でのあの見事なばかりの春の色、それに余計に待ち焦がれた春を感じてしまうのですね。
でも、桜の名所に集まってきて、人ごみの中で、春だ~って手足を伸ばして、胸いっぱいに暖かい空気を吸いたいって気持ちも分からないではないのですけど。


ほんのちょっと前まではチンチョウゲの花のにおいがして、春の兆しなんて思っていましたけど、今や、こぶしが咲いてます。
岬は桜の開花は東京よりちょっと遅れます。東京が異常に早いのですね。都市は暖かい。それが自然の暖かさならいいのですけど、排ガスや暖房などの人工的なもので大気も汚染されているって考えると、東京の暖かさも怖くなります。

今、岬ではショカッサイやたんぽぽ、菜の花が一面に咲いていて、ミツバチが忙しく飛び回っています。こちらは本物の自然の中のカレンダー。気温は多少低くても、太陽の光は強く、暖かく感じます。
本来はこれが当たり前のことなのでしょうけど、こちらがあまりに東京に慣れすぎて、東京の常識で自然そのままの季節の動きを見ると少し違和感を感じるのでしょう。

それでも、水仙もまだがんばっています。
この時期の水仙はちょっとメタボになって、水盤などに活けるのはちょっと躊躇するところがありますけど、洋風にガラスの花瓶にでもわさっと活けてしまえばそれなりに見れるかもしれません。