夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

涼しやと風のたよりをたづぬれば

2011年07月11日 20時30分07秒 |  気になる詩、言葉


涼しやと風のたよりをたづぬれば
     繁みになびく野辺のさゆり葉
         式子内親王


何度も書いておりますけど、暑いですね~
でも岬の谷を渡って来る風はさらりとしていて、頬に心地よい。
東京のあのじっとりとした暑さを思い出すと、岬の夏は心を潤してくれる。

緑色の風には素晴らしい芳香。
風の来る方向を見ると、繁みには百合の純白の花びらが目にも鮮やかに輝いている。
うっとりとするような景色がそこにあります。